「ハウスメーカーって、本当に値引きをしてもらえるの…」
「いつ頃交渉したら、値引きが成功しやすいの…」
家を建てる時に悩むのが何千万円にもなる建築費用。
少しでもお得に家を建てたいなら、ハウスメーカーと「値引き交渉」が欠かせません。
私も多くのハウスメーカーと実際に交渉し、値引きを勝ち取ることに成功しています。
ハウスメーカーの値引きについて、あなたに伝えたいことは4つ。
POINT
- 大手ハウスメーカーの値引き額が大きいのは「広告費」が要因
- 値引きのないハウスメーカーでも、キャンペーン割引がある
- 交渉のタイミングは、「決算月」や「契約直前」がおすすめ
- ハウスメーカーで値引きされやすいのは「オプション代」
ただ、値引きをしてしまったために、逆に後悔する人がいるのも事実…。
住宅メーカーが教えない、ハウスメーカーの真実に迫っていくことにします。
クリックできる目次
ハウスメーカーの値引き率は平均いくら?
「ハウスメーカーの値引き交渉は難しい」と言われていますが、実は可能です。
ただ、建築会社によって「値引き率」は大きく違い、
- 地域の工務店:3%
- 大手ハウスメーカー:5~10%
ほどが平均だと言われています。
大手ハウスメーカーの「値引き率」が大きい理由
ブログなどの情報をまとめると、大手ハウスメーカーの値引き率は次のようになります。
ハウスメーカー | 値引き率 |
ミサワホーム | 5~10% |
大和ハウス | 5~10% |
セキスイハイム | 5~10% |
パナソニックホームズ | 5~10% |
積水ハウス | 3~5% |
三井ホーム | 3~5% |
住友林業 | 3~5% |
トヨタホーム | 3~5% |
ヘーベルハウス | 3~5% |
大手ハウスメーカーの値引き率が大きい理由は、建築費用に人件費や広告費が上乗せされているから。
大手ハウスメーカーの場合、CMなどの広告費が高く、半分以上が経費だと言われています。
建築に直接関係のない費用が多いほど、値引きされやすいのが実情です。
大手ハウスメーカーなら、交渉することでかなりお得に家を建てることが可能になります。
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工務店の値引き額が少ない理由
先ほど書いたように、地域の工務店の値引き率は「3%」ほどと、大手ハウスメーカーより低くなっています。
というのも、地域の工務店は、
- ギリギリの人数で経営
- 広告宣伝もほとんどなし
のスタイルがほとんど。
工務店の家づくりは、値引きする余裕がほとんどないのが現実です。
過度な値引き交渉は品質の低下につながります
工務店での過度な値引き交渉は、品質の低下を招いてしまいます。
大手ハウスメーカーは住宅商品が規格化されているので、値引きに関わらず品質は一定です。
特に削られやすいのは資材費(材料費)。
- 基礎
- 骨組み
- 外壁や屋根
の品質を下げてしまうと、建物の寿命を縮めることに…。
さらに、過度な値引きは現場の大工さんの給料を下げてしまうのでモチベーションも低下。
手抜き工事の原因にもなってしまいます。
POINT
地域の工務店では、ギリギリの予算で建てている場合がほとんど。ムリな値引き交渉は危険です。
値引きなしのハウスメーカーでも「キャンペーン」はあり
一条工務店のように、値引きを一切しないハウスメーカーも存在します。
ただ、値引きをしないハウスメーカーでも、
- 紹介制度
- 契約キャンペーン
などの割引制度を設けている場合がほとんど。
そのハウスメーカーですでに建てられた方を通して紹介されると、割引きなどの特典が受けられる制度のこと。
建築費用を安くする手段は必ずあるので、それぞれのハウスメーカーの情報をチェックすることが大切です。
関連 【2019年】一条工務店の値引きは3つだけ!紹介制度と法人割引のすべて
どのハウスメーカーも公式には値引きなし
どのハウスメーカーも、公式には値引きを認めていません。
というのも、同じハウスメーカーで契約したのに
- 値引きされる人
- 値引きされない人
があったとしたら、買い手の気分を害することになり、ブランドイメージを損なうことに繋がるから。
たとえ値引きをされたとしても、「口外しないこと」を条件にしているので情報が表に出ることもほとんどありません。
値引き情報はほとんど表に出ません。最初から諦めずにチャレンジすることが大切です。
成功しやすいハウスメーカーの値引き時期やタイミング
住宅メーカーから値引きを勝ち取るにはスケジュールにこだわることも大切。
値引きの時期については、特に次の3つの点に注意してください。
- 交渉はハウスメーカーの決算月がおすすめ
- 契約後の値引きは難しい
- 建売住宅なら3ヶ月~半年後が値引きされやすい
1 交渉はハウスメーカーの決算月がおすすめ
大幅な値引きを引き出したいなら、決算月に交渉するのがおススメ。
決算月になると、営業成績を少しでも伸ばすために、必死に営業をかけてきます。
普段であれば値引きを受け付けていないハウスメーカーでも、
「今月中に契約してもられるなら、〇〇万円分値引きします!」
と、営業担当の方から値引きの提案してくれることもありますよ。
ハウスメーカーの決算月一覧
ハウスメーカーの決算月は3月がほとんど。
ただ、「積水ハウス」や「タマホーム」は決算月が違うので注意してください。
ハウスメーカー | 決算月 |
積水ハウス | 1月 |
ミサワホーム | 3月 |
大和ハウス | 3月 |
セキスイハイム | 3月 |
パナソニックホームズ | 3月 |
三井ホーム | 3月 |
住友林業 | 3月 |
トヨタホーム | 3月 |
ヘーベルハウス | 3月 |
タマホーム | 5月 |
2 契約後の値引きは難しい
住宅メーカーが値引き交渉に応じるのは「値引きをすることで契約を取りやすくなる」から。
つまり、契約後にいくら値引き交渉をしてもほとんど意味はありません。
契約後に強引な値引き交渉をしてしまうと、「契約が破棄された…」なんてことになりかねないので注意してくださいね。
契約直前は値引きされやすい
契約直前であれば、
- 契約書類の作成
- 設計士の段取り
- 資材の仕入れ
などの準備が裏で進んでいるはず。
今までの準備がムダにならないように、値引きに応じてくれる確率が高くなっています。
3 建売住宅なら3ヶ月~半年後が値引きされやすい
建売住宅を販売する側は、完成後半年(3ヶ月)以内の完売を目指しています。
というのも、建売住宅は半年を過ぎると売れる可能性がぐっと下がってしまうから。
新築建売住宅の販売
↓
完成後3か月で、1回目の値下げ
↓
完成後半年で、2回目の値下げ
完成後3か月や半年経過した建物住宅では、100~200万円ほど価格が下がることも。
値下げのタイミングで価格交渉をすれば、さらに値引きを引き出しやすくなりますよ。
家を建てる時期にこだわりがなければ、決算月での交渉をおススメします。
関連 【注文住宅の値引き額は平均いくら?】交渉の仕方や方法まで徹底ガイド
ハウスメーカーの値引きのカラクリは「オプション代」
実を言うと、家の工事費用はハウスメーカーによって決められているので、お金の値引きはほとんどありません。
ただ、工事費用と違って、
- 水回りで使う住宅設備
- フローリングや建具などの内装
- 外壁や太陽光パネル
などの「オプション」は、明確な価格基準がないことがほとんど。
実際、営業マンとの間で
「契約してくれたら、このオプションをサービスしますよ」
というやり取りが頻繁に行われることも。
直接的なお金の値引きよりも、オプションサービスを狙って交渉した方が効率的です。
相見積もりを取ると交渉しやすい
営業マンは住宅のプロなので、口だけで交渉しても軽くあしらわれるだけ。
値引き交渉の大きな武器になってくれるのが「他社の見積もり」です。
ただ、ハウスメーカーによって建築費用が違うのは当たり前。
- 「積水ハウス」なら「大和ハウス」
- 「タマホーム」なら「レオハウス」
というように、特徴や坪単価の近い競合のハウスメーカーで相見積もりを取ることが重要になってきます。
一括見積もりならわずか1分
注文住宅の見積もりを取るなら、一括請求サイトを利用するのが最も簡単。
家づくりサイトは数多くありますが、なかでも「タウンライフ家づくり」のサービスが抜群です。
「タウンライフ」ならわずか1分で見積もりが取れるので、本当にお手軽ですよ。
ハウスメーカーから値引きを引き出すなら、相見積もりは絶対に欠かせません。
関連 【注文住宅一括見積もりランキング】口コミに隠されたデメリットは?
【まとめ】ハウスメーカーの値引き交渉の仕方
ハウスメーカーの値引きについてまとめます。
POINT
- 大手ハウスメーカーの値引き額が大きいのは「広告費」が要因
- 値引きのないハウスメーカーでも、キャンペーン割引がある
- 交渉のタイミングは、「決算月」や「契約直前」がおすすめ
- ハウスメーカーで値引きされやすいのは「オプション代」
注文住宅の価格が高くなるのは、広告費や人件費が大きな原因。
ただ、広告費や人件費分は値引きもされやすいので、大手ハウスメーカーほど見積もりを取る価値がありますよ。
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