「地震が心配なんだけど、一条工務店の耐震等級ってどうなの…」
「”2倍耐震”を採用すると、どれくらいの費用がかかるのかしら…」
ハウスメーカーを選ぶ1つの基準になるのが「耐震等級」。
私も一条工務店の「耐震等級」のおかげで、地震に強い家を建てることに成功しています。
一条工務店の「耐震等級」について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 標準仕様で「耐震等級3」を取得しているハウスメーカーは数少ない
- 「2倍耐震」にすればさらに強固にできるが、アイスマートでしか採用できない
- 「耐震等級証明」があれば、地震保険の保険料が50%割引になる
ただ、一条工務店で建てた家が倒壊し、訴訟に発展しているケースも…。
公式サイトでは分からない、一条工務店の「耐震等級」に迫っていくことにします。
クリックできる目次
一条工務店は「耐震等級3」が標準仕様
一条工務店は全シリーズで「耐震等級3(最高等級)」を取得しているのが特徴です。
耐震等級1 | 建築基準法の耐震性能を満たす基準 |
耐震等級2 | 「耐震等級1」の1.25倍の性能 |
耐震等級3 | 「耐震等級1」の1.5倍の性能 |
防災拠点となる消防署や警察署などの建物も「耐震等級3」で建てられています。
「耐震等級3」を実現しているハウスメーカー
大手ハウスメーカーの中で、「耐震等級3」を実現している住宅会社は次の通り。
横にスクロールできます⇒
工法(構法) | ハウスメーカー |
木造軸組 | 住友林業、タマホーム |
2×4(2×6) | 三井ホーム、一条工務店、ヤマダホームズ、 |
軽量鉄骨 | 積水ハウス、ダイワハウス、セキスイハイム、トヨタホームズ、パナソニックホームズ |
重量鉄骨 | ヘーベルハウス(旭化成) |
鉄筋コンクリート | 大成建設ハウジング |
全国には1000以上の住宅メーカーがありますが、標準仕様で「耐震等級3」を実現しているハウスメーカーは一握りしかないのが実態です。
「耐震等級3相当」に注意
最近の住宅カタログを見ていると「耐震等級3相当」という文言を見かけますが要注意。
「耐震等級3相当」は建築会社が勝手に作った独自基準。
正式に認可されている訳ではないので、何の保証にもなりません。
関連 一条工務店の耐震性能は嘘
「耐震等級3」でも揺れる!倒壊し裁判になった事例も‥‥
注意して欲しいのは、「耐震等級は地震に対する家の強さを表す指標でしかない」ということ。
地震による揺れ自体は発生するので、大震災レベルになると、家のどこかが損傷をし、相応の補修が必要になる可能性が高いのが現実…。
また、
- 地盤の状態
- 基礎の施工
によっても耐震性は大きく左右されるので、「耐震等級」だけで判断するのは危険。
実際、東日本大震災で「震度5」の地域であったにも関わらず倒壊している事例も…
ブログ「震災と我が家」の中では、一条工務店との訴訟の経緯が報告されています。
係争中の案件であり、倒壊の原因はまだ明確になっていません。
一条工務店が地震に強い家なのは確か。ただ、倒壊は様々な原因が重なって起こるので油断は禁物です。
関連 【一条工務店が地震で倒壊?】被害や裁判から分かる真実とは?
一条工務店は「耐震等級5(2倍耐震)キャンペーン」実施中
一条工務店では、新しく「2倍耐震」の家づくりを導入。
建築基準法で定められた耐震等級の2倍の性能を実現。
高耐力壁「ミッドプライウォールシステム(MPW)」を導入することで、「耐震等級5相当」まで耐震性を高めることが可能になっています。
一条工務店では「2倍耐震キャンペーン」を実施中で、オプション費用はわずか「+3000円/坪」ほど。
キャンペーン中の今なら、次のような金額を払うことで「2倍耐震」の家を手に入れることが可能になっています。
20坪 | 約6万円 |
30坪 | 約9万円 |
40坪 | 約12万円 |
50坪 | 約15万円 |
「ミッドプライウォール」は耐震実験済み
一条工務店が「2倍耐震」を実現できるのは、
- カナダの林産研究機関「FP Innovations」
- ブリティッシュコロンビア大学
が共同開発した、高耐力壁「ミッドプライウォール(MPW)」を導入しているから。
「ミッドプライウォール」は、国土交通大臣の認定で得られる『壁倍率5.0(最大値)』を取得した木材。
壁倍率は、建築基準法で定められた耐力壁の強度をあらわす数値のこと。
“木材のサイズ”や“筋かい”の有無によって、「0.5~5.0倍」の幅で設定されています。
「ミッドプライウォール」は内壁の強度を高めるので、間取りの自由度を損なわずに耐震性の向上が実現可能になっています。
「ミッドプライウォール」は、国立研究開発法人「防災科学技術研究所」の耐震実験施において効果が証明されています。
ただ、「ミッドプライウォール」は2×4工法用の耐力壁なので、
の2つの住宅シリーズでしか採用できません。
オプションで「免震」も採用可能
一条工務店は「免震」にも力を入れていて、免震住宅の全国シェアは約88%。
一条工務店の免震住宅は、
- 積層ゴム
- スライダー
を組み合わせた日本初のハイブリット免振装置が特徴。
注意して欲しいのは、免震装置が採用できるのは「木造軸組工法(夢の家工法)」のみであること。
免振住宅と言えば「ダンパー」を思い浮かべる方も多いですが、一条工務店では採用していません。
ただ、免震装置を導入するためには、オプション価格として『+13万6500円~14万7000円/坪」の追加費用が必要になってきます。
POINT
- セゾン系で家の強度を高めたいなら「ハイブリット免震」
- アイスマートやアイキューブなら「2倍耐震」
関連 【一条工務店の免震はどう?】オプション費用や構造まで徹底解説
一条工務店の耐震等級証明
耐震性能が高い家を建てるメリットの1つが、地震保険で「耐震等級割引」が適用されること。
しかも、耐震等級が高いほど、より多くの割引が受けられることに。
耐震等級1 | 10%割引 |
耐震等級2 | 30%割引 |
耐震等級3 | 50%割引 |
耐震等級については、一条工務店からもらえる「建設住宅性能評価書」で確認することが可能です。
地震保険で「耐震等級割引」を受ける時には、「建設住宅性能評価書」のコピーを提出してください。
「省令準耐火構造」だから火災保険もお得
一条工務店の家はすべて木造ですが、「省令準耐火構造」に認定されています。
「コンクリート造」や「鉄骨造」などのように、耐火性能の高い木造住宅のこと。
「2×4工法」だと認定されやすくなっています。
「省令準耐火構造」のメリットは、一般的な木造住宅に比べて保険料が半額以下になること。
建物評価額2000万円の保険料(10年間) | |
省令準耐火構造の木造住宅 | 約20万円 |
通常の木造住宅 | 約50万円 |
火災保険は一生涯続けていく保険でもあるので、「省令準耐火構造のメリットはかなり大きい」と言えますね。
POINT
一条工務店の性能なら、「地震保険」も「火災保険」もお得になります。
関連 【一条工務店の提携火災保険はダメ】地震保険や省令準耐火まで徹底解説
【まとめ】一条工務店「耐震等級」の評価
一条工務店の「耐震等級」についてまとめます。
POINT
- 一条工務店は標準仕様で「耐震等級3」を取得している、数少ないハウスメーカーの1つ
- 「2倍耐震」にすればさらに強固にできるが、アイスマートでしか採用できない
- 「耐震等級証明」があれば、地震保険の保険料が50%割引になる
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