スケール感のある設計ができるようになる(良い口コミ)
建築のスケール感はSNSでも評判
「建築のスケール感」は、TwitterなどのSNSでも評判になっています。
直感的に理解できます(良い評判)
設計者も読むべき本(良い評判)
POINT
- イラストが豊富なので、スケール感が自然と身に付いていく
- 部屋や空間のあり方も分かるので、快適な住宅設計が可能になる
「建築のスケール感」の内容を試し読み
「建築のスケール感」では、4つの章に分けて住宅設計の秘密が公開されています。
【1章】身体尺って何だろう?
ものさし代わりの身体尺(指と寸)
身体の中の小さな単位の1つが「手の指」。
親指の幅(人差し指を鍵上に曲げた第二関節)を「寸」という単位になり、西洋では「インチ」と呼ばれる部位に。
「寸」は建築や身近な者でよく使われ、家庭では「椀」や「お餅」の大きさの単位に使われてきました。
ものさし代わりの身体尺(手とあた)
親指と人差し指を開いた状態が「あた」。
人によって個人差がありますが、「1あた」はおよそ5寸に。
木造住宅の壁の厚さや、鉄筋コンクリート造の躯体の壁厚と同じ長さになっています。
ものさし代わりの身体尺(曲尺・さしがね・規矩術)
曲尺(かねじゃく)には次の2つの意味があります。
一尺は10/33mとして使われていて、「肘から手首くらいまでの長さ」になっています。
ものさし代わりの身体尺(足と身体)
「歩」は1歩あたりの歩幅を表し、日本人の1歩は2尺~2尺5寸ほど。
西洋の歩幅は1ヤード=3フィート=約90㎝で、足の長さが異なることによるもの。
自分の歩幅(足の大きさ)を知っておくと、簡易的に建物の長さや大きさを測ることができ便利です。
ものさし代わりの身体尺(畳・帖・坪)
日本人にとって畳は、スケール感を養うものになっています。
畳の規格の代表例は次の2つ。
大きさに違いがでるのは、畳割り・柱わりに寄って畳に長短が生じるためです。
【2章】あなたは自分の身体尺を知っていますか?
自分の身体の寸法を測る
身の回りの道具・家具・建築は、人間の身体寸法からできています。
人間が使う家具や住宅を設計するには、人間の寸法や動作を知らなくてはいけません。
まずは、自分の身体と部位の寸法を覚えることが大切です。
自分の身体はどこでも「もんさし」
まずは、自分の身体に合った寸法を測って覚えてください。
手を開いたときやこぶしの幅などのサイズを知っておっくと、様々な物の寸法を大まかにつかむことが可能に。
「歩幅」は、距離を測る時に便利な簡易距離計となります。
身体尺を基準に物の大きさを考える
スケール感を身につけるために、自分自身の身体寸法を比較して、様々な家具や機器の寸法を考えてみましょう。
ベッドであれば、自分の身長と肩幅に寝返りなどの動作スペースの余裕を取れば分かりやすくなります。
日本人の身長によって決まるもの
日本人と欧米人では、体格も生活習慣も違うので、家具や家屋の形式や寸法にも差が出てきます。
たとえば、天井の高さは椅子に乗って電球が変えられる高さが適当に。
具体的な使われ方と私たちの身体の寸法を比較して考えることが大事です。
生活動作と家具や建築の高さの関係
日本人のモデュロールを使って日常生活の様々な動作を考えれば、
- 椅子に乗って届く天井の高さ
- 手を挙げた高さ
- 背の高さから決まるもの
- 目の高さから決まるもの
など、家具や建築の高さが見えてきます。
「座る」姿勢によって空間の広さが決まる
私たちの日常生活の中で、多くの時間を占めているのが「座る」という行為。
身体尺に合った適切な大きさと機能に合った形が求められてきます。
ソファーであれば、背もたれの角度も重要に。
また、椅子の弾力性や肌触りなどの素材も重要な要因になってきます。
「横になる」姿勢によって空間の広さが決まる
「横になる」姿勢は、人間にとって身体的にも精神的にも最も休まる姿勢。
つまり、最もエネルギー消費が少ない姿勢とも言えます。
水平な姿勢だけでなく、少し上半身を起こした姿勢も日常生活には少なくありません。
「立つ」姿勢によって空間の高さが決まる
「立つ」姿勢によって決まるのは、空間の高さに関する寸法。
仕事の作業台の高さは、疲労度や作業区立に影響を与えるので、慎重に決めなければなりません。
部屋の広さと天井の高さも重要で、居心地のよい高さのスケール感を養っておくことが大切です。
家具と部屋/機器と部屋のあいだの空間
部屋の広さは、部屋で生活する用途と人数・必要とされる家具などの大きさで決まってきます。
トイレであれば、動作空間や掃除をするための「空き」が必要。
寝室ではベッドを置くスペースの他に、ベッドメーキングや清掃などのスペースが必要です。
【3章】和室はスケール感の源
和室は空間認識の宝庫
畳の大きさは地域によって違いますが、およそ900×1800ほど。
畳の数によって広さがイメージできるのは、日本人の特有のスケール感になっています。
畳の敷き方
畳の敷き方にはセオリーがあります。
畳の長手方向にはイグサのほつれを止めるための「へり」が付いています。
敷き方によって「ヘリ」が重なる部分が出てきて、部屋の広さをすばやく認識できる手助けになります。
畳サイズで生活をイメージする
畳が敷かれた枚数と、そこで具体的にどのような生活ができるかを考え、スケール感を養う訓練をしてみましょう。
単純に二人がごろ寝するなら、畳2枚が必要に。
生活行為に必要な畳の枚数が分かれば、どのくらいの広さが必要か見えてきます。
畳の数で覚える「空間熟語」
畳の枚数によって行われる行為を掴んでおけば、住まいの設計を考える上ではとても有効。
などのように、セット「空間熟語」で覚えてみてください。
【4章】空間熟語を駆使して住宅を設計する
玄関を設計するプロセス
日常生活のなかで様々な機能を持ち、使用頻度の多い場所が「玄関」。
また、住まいの印象を決定づける重要な空間なので、機能的でありながら“よそ行きの顔”を兼ね備えてなければなりません。
また、物が散らかない適切な収納スペースも必要になってきます。
居間を設計するプロセス
最も重要視されるスペースの1つが「居間」。
家族の団らんを大切にするなら、テレビのない居間を提案する価値は十分にあり。
また、中心の座として暖炉を設けるのも1つの案として有効です。
台所を設計するプロセス
住まいの中で最も生活のための機器類が集中しているのが「台所」。
家事労働を軽減するためには、機器の配置や作業動線を上手に取らなくてはなりません。
水廻りを設計するプロセス
浴室・トイレ・洗面など、給排水管を集中させることが多いのが「水回り」。
特に広さで大きく関係している場所が「浴室」。
身体を洗うということだけでなく、疲れを癒す効果を期待する空間でもあります。
子ども室を設計するプロセス
最も重要視されながら、住まいの中で一番使われる期間が短いのが「子供部屋」。
自分の部屋での生活体験は、子供の成長に大きく関わってくるので、軽視することはできません。
広い空間は不必要ですが、リラックスするために軽い運動を行える場を設けるのも有効です。
寝室を設計するプロセス
最もプライバシーが求められる空間の一つが「寝室」。
寝室は静かな場所が求められるので、上階に配置するのが一般的。
飲酒のためのテーブルと椅子を必要とする人も少なくありません。
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「建築のスケール感」の感想とレビュー
「建築のスケール感」を読んで感じたことは次の2つです。
1 建築に身体尺が欠かせない理由が分かる
小さい・狭い部屋が、通るにも使うのにも不便なのは当然。
また、大きい・広い部屋が、経済的にもエネルギー的に無駄になってしまうことがよくあります。
というのも、住宅を含めすべての建築物は「人間を入れる器」なので、私たちの身体を元に設計をしなければ意味がないから。
つまり、機能的で居心地のよい空間をつくるには、適切なスケールや寸法を正しく理解しておくことが絶対条件になる訳です。
「建築のスケール感」では、豊富なイラストで身体尺を分かりやすく図解。
普通であれば「物の寸法を測る」ことで身につくスケール感が、本を読むだけで直感的に習得することが可能になっています。
2 スケール感の使い方が分かる
「建築のスケール感」の後半は実例集。
知識が身に付くだけでなく、プラニングの練習までできる構成に。
住宅設計では、それぞれの部屋を合理的・機能的に組み合わせる技術も欠かせません。
本書を活用するだけで、心地よく機能的なスケールの空間設計術まで手に入る訳です。
POINT
知識が身に付くだけでなく、プラニングの練習もできるのが「建築のスケール感」
関連 【住宅設計本・建築本おすすめ12選】初心者が勉強するならどれがいい?
「建築のスケール感」の購入は中古がお得?
「建築のスケール感」の購入方法は次の通りです。
amazonでの値段
Amazonでは「建築のスケール感」を取り扱い。
2310円(定価)で購入できるようになっています。
楽天ブックスの価格
楽天ブックスでも「建築のスケール感」を取り扱い。
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Yahoo!ショッピングでの最安値
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電子書籍(kindleなど)は?
「建築のスケール感」に電子書籍版はなし。
kindleで検索しても、別の書籍が紹介されてしまいます。
中古なら「メルカリ」より「ブックオフ」
メルカリやヤフオクでも「建築のスケール感」を手に入れることは可能。
ただ、
- 偽物が多く出回っている
- 衛生的に不安がある
- 書き込み・傷み・破れがある
などトラブルが続出しているので、「ブックオフ」などの中古販売店で購入するのが安心です。
POINT
「建築のスケール感」に電子書籍版はなし。ポイントを稼ぎたいなら楽天での購入がおススメです。
「建築のスケール感」と一緒に読んで欲しいおすすめ家づくり本を紹介
「建築のスケール感」の理解をより深めたいなら、次の2冊も合わせて読むがおススメです。
1 住まいの解剖図鑑
「住まいの解剖図鑑」とは、先人たちが積み重ねてきた住宅設計の定石を学ぶための書籍。
「住まいの解剖図鑑」では、ごく普通の住宅で当然のように作られている空間や装置を550点以上のイラスト付きで解説。
本書を読むことで、心地よい住宅を設計するため仕組みを学ぶことが可能になります。
関連 【住まいの解剖図鑑をレビュー】試し読みでは分からない感想とは?
2 間取りの方程式
ベテラン設計者たちが使っている、間取りを「正解」に導く方程式を記した書籍が『間取りの方程式』。
「間取りの方程式」では、プロのやり方を25の視点でセオリー化。
「間取りの方程式」で解き方を学べば、間取りを見る目が根本から変わってくるはずです。
関連 【間取りの方程式をレビュー】住まいの解剖図鑑と合わせて読んだ感想は?
POINT
マイホームを購入するなら住宅設計は必須の知識。ハウスメーカーを判断する上でも欠かせない内容です。
【まとめ】「建築のスケール感」の評価
「建築のスケール感」についてまとめます。
POINT
- 本を読むだけで、適切な「スケール感(寸法)」が自然と身に付く
- 機能的で居心地のよい空間づくりの秘密が分かる
- 実践集にもなっているので、プラニングの練習まで可能
住宅設計のバイブルになっているのが「建築のスケール感」
理想の住まいを追及したいなら、必ず目を通して欲しい1冊になっています。
あなたに合った理想の住宅を手に入れる方法
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設計にとことん時間をかけること。
特に間取りは大切で、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
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