「土間収納ってどのくらいの大きさがいいの…」
広い土間収納のある玄関って憧れますよね。
玄関は家の顔なので、靴や荷物で散らかっていたら、どんなに家が素敵でも台無しになってしまいます。
そこでお勧めなのが、玄関に土間収納という考え方。
最近はどのモデルハウスを見ても、土間収納が必ずと言っていいいほど設置されています。
土間収納とは…
「土間収納」とは、玄関から土間続きになっている収納スペースのこと
もちろん私も土間収納にあこがれ、1畳のスペースを確保。
でも、実際に使ってみると、失敗や後悔している点がちらほら。
そこで、私の土間収納の間取りや施工例を元に、どこに気をつけたらより魅力的な土間収納になるか、考えていくことにします。
クリックできる目次
【土間収納】4つの使い方
私が土間収納を採用する時に最初に考えたのは、「家の外に物置を設置した方がいいのではないか?」ということ。
土間収納を設ける場合は、メリットを確認しておく必要があります。
- 乗り物の収納場所になる
- 家の中が汚れにくい
- ゴミの仮置き場になる
- 外に出ずにモノが収納できる
1 乗り物の収納場所になる
土間収納に収納できる乗り物は下の通り。
- 自転車
- バイク
- ベビーカー
- 三輪車・キックボード
外に置いておくと雨風にさらされるので、汚れがつきやすく、劣化も早くなります。
また、高価なバイクなどはイタズラや盗難の心配も出てきます。
家の中だと安心して収納できますし、扉を閉じればすっきりした空間になるのでジャマになりません。
2 家の中が汚れにくい
乗り物だけでなく、室内に持ち込むと部屋を汚すモノはたくさんあります。
特に、ガーデニングにこだわっている方にとって、土の汚れを気にすることなく収納できる土間収納は欠かせません。
また、雨具など濡れているモノの収納場所としても活躍します。
3 ゴミの収納場所にもなる
急に大量のゴミが発生した場合や、資源ゴミや大型ゴミなど収集日まで期間があるモノの保管場所にもなります。
玄関にそのまま置いておくと、通行の妨げにもなりますし、来客の目に入るのでせっかくのインテリアが台無しに。
4 外に出ることなくモノが取り出せる
家の外に物置を設置すると、モノを取り出すのに1回1回外に出なくてはなりません。
外に出ないといけないので、雨が降っていると濡れますし、夏の暑い中や冬の寒さの中での作業は大変です。
季節や天候を気にすることなく収納できるのは、土間収納の魅力ですよね。
【土間収納】4つのデメリット
土間収納はメリットばかりとは限りません。
後で後悔しないためにも、土間収納のデメリットについても知っておくことが欠かせません。
- 玄関が汚れやすくなる
- 湿気やカビ対策が必要になる
- 玄関が狭くなる
- 気密性が下がる
1 玄関が汚れやすくなる
土間収納にしまうモノは、汚れているモノがほとんど。
乗り物やガーデニンググッズを部屋を汚すことなく安心して収納できる反面、どうしても玄関は汚れやすくなります。
汚れ対策としては、タイルなど汚れを落しやすい素材にしたり、水道栓を付け水で洗い流しやすくすることも有効です。
2 湿気やカビ対策が必要なる
雨で濡れカサやカッパなどの雨具を収納する場合に気になるのは、湿気。
土間収納に扉を付けると、どうしても風の通りが悪くるので、湿気がこもりやすくなりカビの原因にもなります。
湿気対策としては、
- 壁に珪藻土やエコカラットなど調湿機能のある素材を使用する
- 換気扇をつける
- 扉を高くして風の通り道を確保する
などが挙げられます。
3 玄関が狭くなる
土間収納を設置しようとすると、玄関がどうしても手狭に。
土間収納の大きさに合わせて、玄関の大きさを変えないと使い勝手の悪いアンバランスな家になってしまいます。
4 気密性が下がる
土間収納を取り入れようとすると、どうしても玄関が大きくなります。
玄関は外気が入りやすく外の影響を受けやすい場所なので、大きくなるほど冷暖房費が余計にかかることに。
土間収納を考えるのであれば、ハウスメーカーの断熱性能にも気を配る必要があります。
私は一条工務店で家を建てましたが、気密性・断熱性能は全ハウスメーカー№1なので、土間収納にはお勧め。
土間収納には何を入れる?
土間収納に入れると便利な物はたくさんありますが、限られたスペースにすべてのモノを収納することはできません。
あらかじめ何を収納したらいいか考えておくことが大切です。
身に着けるモノ
- カサやカッパなどの雨具
- ジャンバー・コート
- 帽子・手袋・マフラー
- 靴
掃除道具
- ほうき・ちりとり
- 高圧洗浄機
- ガーデニンググッズ
スポーツ用品
- ゴルフバック
- スキー、スノーボード用品
- ボール、ラケットなど
- プールなど子どもの遊び道具
乗り物関係
- ベビーカー
- 三輪車・キックボード
- 自転車
- バイク
- スタッドレスタイヤ
- 工具
- 洗車用具
宅配グッズ
- ハンコ・朱肉
- 文房具
生活用品
- 大型ゴミや資源ゴミ
- 防災グッズ
- クリスマスや正月などの季節の飾り
- キャンプ用品
- 灯油
【土間収納】の間取りを考える3つのポイント
土間収納の間取りを考える時、広さ以外にも3つの気を付けなければならないポイントがあります。
- +50㎝のスペースを確保する
- 広さは1畳?2畳?
- シューズクロークとは別にする
1 +50㎝のスペースを確保する
収納スペースだけにしてしまうと、モノを片付けたり取り出す時に窮屈な思いをすることになり、ただの物置きになりかねません。
「収納スペース+50㎝の空間」を確保すれば、ゆとりのある空間になるので、使い勝手の良い土間収納になります。
2 広さは1畳?2畳?
広い土間収納に憧れるかもしれませんが、建築費用や家の大きさから考えても、実際に確保できるスペースは1畳か2畳。
1畳だと狭いように思うかもしれませんが、棚を有効活用すれば、十分な収納力を発揮します。
我が家の土間収納も1畳 。あとで実際の様子を公開するので、大きさの参考にしてください。
3 シューズクロークとは別にする
玄関に靴があると生活感が出てしまうので、「靴の収納も土間収納の中にしたらどうかしら?」と思われる方もいるかもしれませんが、お勧めできません。
土間収納には土や雨で汚れたモノをしまうので、ホコリがたちやすく、大切な靴が汚れてしまいかねません。
【土間収納】1畳の間取りと施工例
上の3つのポイントを元に、私が作った土間収納の間取りを公開します。
玄関ホールの間取りの秘密は下の記事で!
土間収納のWEB内覧会
間取りだけだと、実際のイメージが湧きにくいと思うので、写真で様子を公開することにします。
モノを詰め込んでいるので、お見苦しい点はお許しください。
● 扉を閉めた状態
土間収納の隣にシューズクロークを配置。
通風確保のために、ドアの下にスペースを空けています
● ドアを開けると
1畳の土間収納だとこれだけのモノが収納できます。
やはり、1畳だとスペース的に余裕はほとんどありません。
● ポールを設置
カサやカッパなどの雨具をかけられるようにポールを設置しています。
濡れたモノを干せるスペースの確保は重要です。
● 土間収納に照明
1畳しかなくても、照明があることで明るくなり作業が楽になります。
● 土間収納は自在棚
収納するモノが変わってもいいように、棚は自在棚(可動式の棚)にしています。
玄関の様子をもっと知りたい方は下の記事で!
棚や扉だけじゃない!土間収納に付けた方が良い8つのモノ
しっかり考えたつもりでも、実際に土間収納を造ってみると足りないものあることに気づかされます。
実際に使ってみて分かった土間収納の7つのポイントを書いていきます。
- 1畳はやはり狭い
- スライド式の大きなドア
- 照明があると暗くても作業できる
- 窓は必要なし
- 棚は自在棚(可動式)が便利
- 服がかけられるポールを設置
- 換気扇で湿気対策
- コンセントがあると安心
1 1畳はやはり狭い
1畳でもかなりのモノを収納できますが、決して広くはありません。
特に
- タイヤ
- 三輪車
- 自転車
は、かなりのスペースをとるので、やはり2畳の方が使い勝手が良いことは間違いがありません。
1畳の土間収納であれば、必要なモノを精選し、必要のないモノはどんどん処分する必要があります。
2 スライド式の大きなドア
収納内のモノが見えないようにドアはつけるべきですが、ドアはスライド式の大きなモノが便利。
ドアが狭いと、取り出したり片づけたりするのが大変です。
我が家は開き戸にしましたが、収納のしやすさを考えればスライド式の引き戸にすればよかったと後悔しています。
また、スライド式だと、扉を開けたときに壁紙を傷つける心配もありません。
関連 一条工務店【壁紙・クロス選び】オプションと標準のおすすめを紹介
3 照明があると暗くても作業できる
特に夜間は玄関の明るさだけだと暗く、作業のしずらさを感じます。
我が家は1畳しかありませんが、付けて正解でした。
4 窓は必要なし
明るくするために窓を設置しようと考えている方もいるかもしれませんが、必要ありません。
窓があると光が差し込むので、モノが日焼けし変色してしまいます。
パントリー代わりとして、食料品を置こうと考えている場合は特に注意が必要です。
5 棚は自在棚(可動式)が便利
土間収納に必要なモノは変わっていきます。
特に、三輪車やベビーカーなどの子ども用品はいつまでも使うモノではありません。
収納したいモノが変わってもいいように、棚の位置を簡単に変えられる自在棚(可動式の棚)の方がお勧めです。
6 服がかけられるポールを設置
我が家は、カッパなど雨で濡れたモノをかけられるようにポールを設置しています。
モノを干しておけるスペースがあると、他の収納物の濡らす心配がいりません。
7 湿気対策に換気扇
私は換気扇を付けませんでしたが、湿気対策を考えると換気扇を付けた方がベター。
ただ、換気扇を付けなくても、
- ドアにすき間を持たせる
- 玄関窓を開ける
- 壁の素材を変える
などでも十分対策は可能です。
私が建てた一条工務店では、玄関窓はFIX窓が標準ですが、湿気対策と通風確保のために開閉式の窓に変えています。
8 コンセントがあると安心
玄関のコンセントでも併用できますが、コンセントは多い方が何かと便利です。
玄関は汚れやすい場所なので、掃除する機会も多く、充電式の掃除機用としてもコンセントは重宝します。
コンセントの設置費用は数千円程度で済むので、今は必要なくても、念のためにつけておく方が将来的には安心。
ただし、低い位置のコンセントは水にぬれるので、届く範囲で高い位置のコンセントがお勧めです。
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土間収納のまとめ
私は最初、収納スペースの確保のために、ファミリー玄関を考えていました。
関連 【間取り公開】ファミリー(家族用)玄関は失敗?使わない理由が判明
ただ、ファミリー玄関は玄関が2つに区切られることになるので、圧迫感のある窮屈な玄関になると考え、土間収納に変更。
土間収納に変更して正解でしたが、一番後悔しているのは、大きさ。
やはり、1畳だと手狭で作業がしずらいのが現状です。
そうは言っても、2畳分のスペースを確保するのは、建築費用の問題も含めて現実的には難しいモノ。
何を収納するか事前にきちんと計画をしておくことが、土間収納を活用するには欠かせません。
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