「地鎮祭に参加するんだけど、手土産は必要なの…」
「手土産を持って行くなら、何を渡せばいいのかしら…」
地鎮祭に招待された時に気になるのが「手土産」。
私も「手土産」を用意することで、気持ち良く地鎮祭に参加することができています。
地鎮祭の「手土産」について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 地鎮祭は神事なので、本来「手土産」は必要なし
- もし手土産を持って行くなら、「お酒」や「菓子折り」がおすすめ
- 参列者へのお礼なら、「使い勝手の良い消耗品」がおすすめ
ただ、地鎮祭で手土産を渡したために、トラブルに遭う人がいるのも事実…。
なかなか分かりにくい、地鎮祭のマナーについて迫っていくことにします。
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地鎮祭参加者の「手土産」はこれがおすすめ
地鎮祭は、工事の無事と安全・そこに住む家族の繁栄を神様に祈る儀式のこと。
つまり、地鎮祭という「神事」に参加してるので、本来「お祝い品」や「お祝い金」などの手土産は必要ありません。
ただ、地鎮祭に招待されたのに“手ぶら”だと気がひけるのも事実…。
もし持っていくとするなら、「神様へのお供え物」として手土産を持っていくのがスマート。
具体的には、次の3つの品物がおすすめです。
- お酒
- 季節の果物
- 菓子折り
1 お酒(奉献酒)
お供えするお酒のことを「奉献酒(ほうけんしゅ)」と言い、地鎮祭では2本用意するのが通例。
酒屋さんで『地鎮祭用の清酒をください』と頼むと、お酒に「のし紙」を付けてもらるのでおすすめです。
清酒以外にも、ビールやワインなどもおすすめです。
2 果物
地鎮祭では、季節の果物を「山の幸」としてお供えするのが一般的。
果物を持って行く時は、ギフトボックスや化粧箱に入れて持っていくのがマナーです。
3 菓子折り
菓子折りを持っていくなら、後で出席者で分けられるように個包装のお菓子がおすすめ。
個包装のお菓子なら、「工事関係者へのお礼」として渡すこともでき便利です。
参加者で相談することも大切
「何を持っていくか」も大切ですが、
- ある参加者は「手土産」を持っていく
- ある参加者は「手土産」を持って行かない
などバラバラな対応になると、後で気まずい関係になってしまう場合も…。
事前に参加者同士で相談し、参加者全員の連名にして「お祝い品」を渡すのも1つの方法です。
地鎮祭の手土産に「のし」は?
地鎮祭で手土産を持って行くなら、「のし紙」を付けるのがマナーです。
のし紙の水引は紅白の「花結び」にして、
- 水引の上側:「地鎮祭 御祝」または「祝 地鎮祭」
- 水引の下側:氏名・会社名・工務店名
を書くのが一般的。
名前を書く時は、「名目(祝 地鎮祭)」より少し小さめに書くのがポイントです。
両親なら後で「新築祝い」を渡すのも手
先ほど書いたように、地鎮祭は神事なので「お祝金」なども必要ありません。
「お祝金」を渡したい場合は、家が建ってからの「新築祝い」とする方がスマート。
ちなみに、「新築祝い」の相場は次のようになっています。
送る相手 | 金額の目安 |
子供 | 5~10万円 |
兄弟・姉妹 | 1~3万円 |
親 | 3~5万円 |
親戚 | 5000~2万円 |
職場関係 | 全員で5000~1万円 (一人当たり1000~3000円) |
地鎮祭に持って行くなら「お供え物」に当たるモノがおすすめ。後でお供え物を飲食すれば、土地神様の力を宿すことが可能です。
関連 【地鎮祭のお供え物は7つ】準備すべきお礼や手土産とは?
地鎮祭の参列者に「お礼」は必要?
地鎮祭でもらう手土産は、あくまで「神様へのお供え物」。
施主への直接のお祝いではないので、本来ならお礼する必要はありません。
ただ、せっかく手土産をもらったのに、何のお返しをしないのも気持ち悪いもの…。
“気持ち”としてお礼品を渡すなら、
- 紅白饅頭・赤飯
- お酒(日本酒・ビール)
- 飲み物(コーヒー・紅茶)・菓子折り
- タオル・洗剤
など、使い勝手の良い消耗品を用意して、参列者に振る舞うのも一つの方法です。
POINT
地鎮祭で「お礼」を渡すより、親族なら「新築祝い」、工事関係者なら「差し入れ」をする方がスマートです。
【まとめ】地鎮祭のお祝い品は「気持ち程度」で十分
地鎮祭の「手土産」についてまとめます。
POINT
- 地鎮祭は神事なので、本来「手土産」は必要なし
- もし手土産を持って行くなら、「お酒」や「菓子折り」がおすすめ
- 参列者へのお礼なら、「使い勝手の良い消耗品」がおすすめ
お祝い品を持っていくのも大切ですが、1番のマナーは招待された地鎮祭に参列すること。
ただし、地鎮祭では「挨拶」や「服装」のマナー間違いも多くなっているので注意してください。