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【とっておき住宅デザイン図鑑をレビュー】中古の評判が最悪って本当?

とっておき住宅デザイン図鑑

「“とっておき住宅デザイン図鑑”って、どんな内容の本になっているの…」

「中古や電子書籍って、どこで買うのがお得なのかしら…」

オシャレで快適な家を建てたい方に人気なのが「とっておき住宅デザイン図鑑」

私も「とっておき住宅デザイン図鑑」を熟読したおかげで、理想のマイホームを建てること成功しています。

「とっておき住宅デザイン図鑑」について、あなたに伝えたいことは3つ。

POINT

  • インデックス付きでルールが載っているので、図鑑のように「逆引き」ができる
  • 文章を読まなくて、写真を見るだけで内容が理解できる
  • “おしゃれ”と“暮らしやすさ”を両立させる間取り秘訣も分かる

ただ、実際に本を読んだ方の声を聞くと、「役に立たない」なんて気になる口コミも‥‥。

書店員が教えない、「とっておき住宅デザイン図鑑」の真実に迫っていくことにします。

「とっておき住宅デザイン図鑑」って、どんな本なのかしら?

クリックできる目次

「とっておき住宅デザイン図鑑」とは

快適かつ美しい、愛着のもてる家づくりの指南書が「とっておき住宅デザイン図鑑」。

心地よい住まいをつくる200のルールをオールカラーで掲載。

写真には“吹き出し”が付いていて、写真だけで内容が把握できる構成に。

写真と間取り図を見るだけで家づくりのポイントが理解できる、まるで図鑑のような住宅デザイン本になっています。

著者「長谷川順持」氏のプロフィール

長谷川順持

出典:長谷川建築デザインオフィス

「とっておき住宅デザイン図鑑」の著者は、一級建築士の「長谷川順持(はせがわじゅんじ)」氏。

1962年、神奈川県生まれ。

武蔵工業大学建築学科(現:東京都市大学)・広瀬鎌時二研究室にて古建築・歴史的環境の研究。

大学卒業後は、連合設計社にて建築家吉田桂二に師事し薫陶を受ける。

1995年に長谷川順持建築デザインオフィスを設立し、現在に至ります。

経歴・受賞歴など

経歴

  • 2001年~2013年 東京都市大学建築学科の講師を歴任
  • 2015年〜東京モード学園 創作デザイン講義担当
  • 2009〜2011年 日本建築家協会・中央地域会(東京都中央区)代表
  • 2010年~ 一般社団・建築家住宅の会 理事

建築作品

  • 2020年 いい家グランプリ第一位/1300案件から生活者が選ぶ賞|Suvaco
  • 2020年 ウッドデザイン賞受賞/立川の家
  • 2011年 小径木だけで創る空間システム/グッドデザイン賞
  • 2009年 ファイブゲートハウス優秀建築選/日本建築学会
  • 2004年 賃貸集合住宅 エム・カーサ/グッドデザイン賞
  • 1994年 奈良、山の辺の家/建設大臣賞

デザインコンペ

  • 居住新時代の木造住宅グランプリ受賞
  • 三番瀬蘇生計画|東京湾内のエコシティ|入選(建築学会・東京ガス)

「とっておき住宅デザイン図鑑」の基本情報

書籍名 とっておき住宅デザイン図鑑
心地よい住まいをつくるルール200
出版社 エクスナレッジ
著者 長谷川順持
発売日 2014年3月31日
本の長さ 223ページ
電子書籍 ×
実際に本を読んだ人は、どう思っているのかしら?

「とっておき住宅デザイン図鑑」の口コミを大公開

とっておき住宅デザイン図鑑 評判口コミ

実際に「とっておき住宅デザイン図鑑」を読んだ方の声を聞くと、良い口コミ悪い口コミの両方が…。

両方の口コミを包み隠さず明らかにしていきます。

文章が分かりにくい(悪い口コミ)

文章表現が独特なので、テキストが読みにくい所が何箇所かあります。

正直言って、文章だけを読んでいると「?」になることも少なくありませんでした。

建築家の住宅デザイン本なので、なかには個性的過ぎる設計もあって、そのまま真似することはやっぱり不可能だと思います。

むしろライフスタイル本(良い口コミ)

タイトルは「とっておき住宅デザイン図鑑」ですが、むしろ副タイトルの「心地よい住まいをつくるルール200」の方が中身にはぴったり。

単なる図面集ではなく、「快適な暮らしをどうすれば実現できるか」を追求した住宅設計本に。

写真がたくさん載っていますが、どれも実際に暮らす人達のライフスタイルを捉えていて、設計によって暮らしがこんなに変わるのがビックリです。

デザイン感覚を学べる一冊(良い口コミ)

外観のデザインや素材の奇抜さにこだわるのではなく、実際に暮らす人のことを最優先に考えた住宅づくりが感じられます。

快適な暮らしを実現するために、外と内の環境を緩やかに繋いでいる設計は見事。

デザイン感覚を学ぶにはピッタリの一冊なので、マイホームを建てたい方には間違いなくおすすめです。

オールカラーで読みやすい(良い口コミ)

オールカラーで載っていて、どのページから読んでも大丈夫なように編集されています。

デザインのこだわり部分には吹き出しのようなコメントが付いていて、ポイントが分かりやすくなっているのも特徴かな。

気軽に読むこともできるし、じっくり考察することもできるし、妄想することもできる(笑)、本当に楽しめる一冊だと思います。

ワクワクした気持ちで読める(良い口コミ)

本のタイトルにあるように、写真を眺めるだめで気持ちよくなり、ワクワクした子どものような気持ちで最後まで読めました。

すっきりとしたデザインだけでなく、生活導線などの心地よく暮らせるアイデアがたくさん盛り込まれていて、家づくりをする人には必見の本。

「こんな家に住みたい」と思わせる住宅がたくさん見つかりますよ!

住まいのアイデアがいっぱい(良い評判)

POINT

  • 写真がオールカラーにのっているので、デザインのポイントが分かりやすい
  • 単なる住宅デザイン本ではなく、快適に暮らせるアイデアが詰まっている
「とっておき住宅デザイン図鑑」って、どんな内容になっているの?

「とっておき住宅デザイン図鑑」の内容を試し読み

とっておき住宅デザイン図鑑

「とっておき住宅デザイン図鑑」では、8つの章に分けて住宅設計の秘密が公開されています。

1章 家の善し悪しは外のつくりが決め手
2章 居心地を左右する動線、階段、廊下
3章 自分らしさをつくる部屋の工夫
4章 コミュニケーションを生み出す仕掛け
5章 夏も冬も快適で心地よい家のつくり方
6章 キッチン・浴室は癒し+機能性が大事
7章 片付く家のしくみとしつらえのコツ
8章 真の豊かさは手ざわり、足さわりから

【1章】家の善し悪しは外のつくりが決め手

とっておき住宅デザイン図鑑

デッキ・庭・軒下・ルーバー・デッキ・カーポート・テラス

屋外空間は、後から建物に付け加えるのではなく、最初にその敷地にどこまで屋根を差し掛けるか」を考えることが大切。

どこまでを内側から使い、どこを屋外として使うかを考えると、ウチとソトが等価な空間が出来上がります。

POINT
  • デッキはすっぱり屋根をかけて
  • ウッドデッキを活かす方法
  • 軒下は大げさぐらいでちょうどいい
  • 佇みたい場所をつくる
  • 大和ルーバーで視線を遮る
  • 軽快な木製屋根のカーポート

屋根・庇・スカイライン

かつて、街並みの印象は屋根の印象でしたが、現在はわずかな地域を覗いて失われました。

現代の瓦は、勾配が緩くても雨が逆流しない構造。

ただ、瓦の葺かれた模様は美しく、緩勾配になってしまうのは惜しいモノです。

POINT
  • 瓦屋根は5寸勾配が美しい
  • 庇は隅部に個性が出る
  • シンプルでも多様性のある表情づくり
  • ソラと接するカタチ

目隠し・板塀

間取りに集中しているクライアントは、工事が始まってから外から家の中が見えることなどに気づき始めます。

そこで、設計の最初に「町歩き」を行うのがおすすめ。

庭の使いようや道からの視線を、他人の家などを観察しながら、自分の暮らす同じ町で経験してもらいます。

POINT
  • さりげないプライバシーへの試み
  • 車を隠す映写壁
  • 囲わない「囲い」で私的なコモンスペース
  • 住まいと町のバリアフリー
  • 堀と建物は同時につくる
  • 高所からの見下ろしを防ぐ術

敷地・ひな壇・角地・日当たり・板塀・旗竿地

ひな壇造成の町並みは建物が脇役となってしまいがち。

ただ、擁壁が街路を印象づける主役となるのは、どこか寒々しいもの。

道と敷地との関係も希薄になってしまいます。

POINT
  • ひな壇で載せずに土手でなじませる
  • 角地にほどほどの”抜け”と”たまり”
  • 奥でも「南面」で太陽を受ける
  • 涼風の抜ける囲いをつくる
  • 旗竿敷地を街路に仕立てる

目隠し・中庭・フェンス・外観・町並み

通過交通や人通りが多い道路に面した庭は、垣根や塀で隠そうとすれば相応の高さを要します。

塀と建物のわずかな隙間は、人が侵入した場合に死角にもなるから好ましくありません。

POINT
  • 道路の視線や騒音から庭を守る
  • おもいっきり開放して屋外リビング
  • レースのように軽快なフェンス
  • 森に佇む姿
  • 街の灯

アプローチ・外観

水はけが悪い町というのはあるもの。

住まい手は敷地を高く盛り上げたい衝動にかられますが、街路と住宅はなじみが薄れ、大きな閾が生じてしまいます。

POINT
  • お迎えする庭
  • 夕景の姿
  • アプローチで高めるワクワク感
  • 余計に屋根をかけて余白をつくる
  • 「出隅」に想いを込める

【2章】居心地を左右する動線、階段、廊下

とっておき住宅デザイン図鑑

玄関・階段・カウンター・古民家・螺旋階段

玄関では靴入れは当然として、コート入れ・ベンチはとても喜ばれるしつらえ。

これらを上手く組み合わせ、飾りの機能を重ね、障子で採光し、玄関の印象を決める担い手とします。

POINT
  • 光で導く動線
  • 螺旋階段から風景を取り込む
  • 移動空間の基点となる玄関の道具立て
  • 階段とつながったカウンター
  • 家中を廻り歩けるループプラン
  • 吹き抜け階段から大広間に光を呼び込む
  • 集いたくなる階段のはじまり
  • 新たな居場所になるリビング階段

階段・ブリッジ・吹き抜け・中庭・スロープ

そもそも、階段一段の高さと奥行きは寸法が違うもの。

正方形の格子壁と連続させるのは、少々無理があります。

POINT
  • 格子で支える階段
  • 吹き抜けを結ぶ橋懸かり
  • 間取りのヘソに階段+仕事スペース
  • ソラにつながる
  • 子ども大喜びのスロープで世代間を結ぶ
  • 階段の途中に居場所をつくる
  • V型スチールで階段を支える
  • ドラマティックに発光する階段

浴室・光庭・ループプラン・ブリッジ・中庭

タイルが好きでも目地のカビは嫌い。

素材で解決するのではなくて、間取りで通風性能を上げてみてはどうでしょうか?

POINT
  • 通り抜けられる浴室はカラッと清潔
  • ループプランは多様な動線を重ねて
  • 物干し作業も楽しくなる回遊ブリッジ
  • 回遊したくなる中庭

階段・窓・間仕切り・収納・床

「玄関から階段を使って移動に明るさを提供したい」というのが前提です。

POINT
  • 光スリットに導かれて
  • スキマには青空がある
  • 階段は集光して光をほうぼうに配る
  • 終わりのない子ども部屋

間仕切り・収納・床

移動空間である階段は、間仕切りの代わりにできます。

階段室はある厚みをもった筒状の空間であり、空気の固まりでもあります。

POINT
  • 階段で緩やかに空間を切り分ける
  • 子どもの遊び場のつくり方
  • 階段付近に子どもリビング
  • 階段に欲しいトップライト

【3章】自分らしさをつくる部屋の工夫

とっておき住宅デザイン図鑑

建具・照明・借景・窓・古材

重ねる”という手法が、小面積でも印象を一変。

ガラス戸に障子を重ねると、同じ空間ではないくらい印象は一変します。

POINT
  • シルエットを重ねる
  • 火棚がつくる落ち着き
  • よい景色だけをつかまえる
  • 古材を粋に遊ぶ

コージーコーナー・デッキ・薪ストーブ・格子・スクリーン

凹んだ場所はアラビア語で「al kubbe」で、アルコーブの語源。

彫刻などを飾られる壁面の凹みも同様に呼ばれるから、主と従の空間の関係が明確になるほど、アルコーブは強調されます。

POINT
  • 高さを抑えてアルコーブ
  • オーシャンビューは水平線をつかまえよう
  • 夕日の”かげり”と炎の癒し
  • 格子を影に変えて映す

スカイライト・吹き抜け・部屋の明暗・子どもの間・ホームオフィス・仏間

大きなトップライトから、その日の空の色が見える。

空のきれいな街だから、空の見える空間をつくりましょう。

POINT
  • 雲の流れを感じながら食事
  • ほどよい暗さをつくる
  • 子どもの間にキャラを
  • 伝統的な街のホームオフィス
  • 仏間はリビングだ

土間・ガレージ・玄関・地下室・カーポート

玄関やカーポートを積極的に家に結び付け、新たな活動の場所にする提案。

高齢化社会にも重要な「緑の部屋」になるはずです。

POINT
  • 電気自動車時代の土間リビング
  • 武家屋敷の玄関か
  • 地下だからできる快適な土間
  • カーポートとつながった玄関土間
  • ロフトは隠れ家
  • 暮らしのまん中に大きな音楽室

キッチン・ピアノコーナー・ペット・土間・縁側

ピアノの位置は安易に決められません。

対面キッチンから目が届き、声もかけられる位置で、くつろぎ部屋からはあまり見えない理想的な配置です。

POINT
  • ピアノコーナーのベストポジション
  • 愛犬の居場所
  • ダイニングに土間の緑側
  • 縁側のようなパウダーコーナー
  • 木質感に包まれるサンルーム

リビング・ギャラリー・テラス・リビング・キッチン

壁にアートを受け入れられるだけなく、屋外風景を背景として、生活を作品と見立てます。

POINT
  • リビングはギャラリーだ
  • 公園にいるような屋外リビング
  • 暮らしになじむオープンエアリビング&キッチン
  • ガーデニング土間はいかが?

【4章】コミュニケーションを生み出す仕掛け

とっておき住宅デザイン図鑑

敷地・スロープ・バリアフリー

斜面をひな壇に区画造成した敷地は、地下をつくりやすいメリット有。

ただ、道路レベルとの高低差が起きるため、外階段で登らせる処理が多くなっています。

POINT
  • スロープで玄関へ向かうひな壇造成地
  • ひな壇造成地をバリアフリーに
  • 内外の土間が地域社会と結ぶ
  • 2世帯住宅はコミュニティ

玄関・リビング・デスクコーナー・本棚・スキップフロア・吹き抜け

開放感という響きは、みんなの好きな言葉。

日本の気候風土と関係があって、湿気の多い季節に風が抜け、日射しにもたらす感覚は何とも言えません。

POINT
  • 玄関をオープンエアにしたらどう使う?
  • 思索の場にふさわしい落ち着き
  • 立体空間スキップワンルーム
  • 見渡せる拭き抜け
  • スーパーバリアフリー
  • 吹き抜けを挟み、空間を劇的につなぐ
  • 吹き抜けが視線をつなぐ、スキップフロアは楽しい

床・壁・天井・中庭・・眺望・角地

床・壁・天井は機能も、求められる性能も異なります。

全部違う仕上げや色にする必要はなく、同じ仕上げでまとめる手法が常套的です。

POINT
  • 四分休符で誘い一休み
  • 予想外の面を色でつなぐ
  • 「なんだこれは」に人は集まる
  • 物語は続いていく

間仕切り・吹き抜け・テラス・共用コーナー・書斎

部屋を区画する一般的な方法は、壁を立てること。

この区画手法だと、切る・つなげるが直接的に行われることになってしまいます。

POINT
  • 壁でなく空間で間仕切る
  • 見下ろしが美しい吹き抜け
  • ソラが与えてくださるもの
  • 個室エリアに共用コーナーを設ける
  • 自分だけの居場所づくり
  • 離れ技・孤立化させない離れ

【5章】夏も冬も快適で心地よい家のつくり方

とっておき住宅デザイン図鑑

パッシブクーリング・軒・窓・遮光ルーバー・庇・テラス

パッシブクーリングのポイントは、恒常風を見定めること。

次に重要なのが断面設計で、棟部で「負圧」という引き抜く力を利用して、通風に加勢します。

POINT
  • 風を活用し、エアコンに頼りすぎない家
  • 夏の遮熱・冬の集熱に可動ルーバーを使いこなす
  • 日射しを遮る可動ルーバーは外付けで
  • 南面の遮光・採光に固定ルーバーが有効
  • 大きな庇が心地よい居場所

真壁・壁・土間暖房・屋根・二世帯住宅

石やコンクリートは暖まりにくく冷めにくい。

この石の特性を利用したのが蓄熱です。

POINT
  • 蓄熱する壁で、冬でも日射しから暖かさを得る
  • 蓄熱・土間のサンルーム
  • 素足で過ごせる土間をつくる土間暖房
  • 改修で構造強度を蘇らせる土間暖房の効果
  • おおらかな風景をつくる大屋根の家
  • 大屋根の下の2世帯住宅

木造架構・跳ね出し床・鉄骨造・RC造

日本の木造において跳ね出しは、1000年以上前から様々な造形を可能にしてきた技術。

5mにも及ぶ古建築の雄大な軒先を、跳ね出し梁を基点に、巧みな材の組み合わせで成されます。

POINT
  • 梁を跳ね出して受ける伝統手法を現代木造に
  • 都市に木造の丈夫な家をつくる
  • 跳ね出し床を活用しよう
  • スモールサイズの鉄骨の骨組みで軟弱地盤に対応する
  • 堅牢なRC造と開放的な木造フレームを組み合わせる

空調・採光・蓄熱土間・蓄熱壁・寝室・リビング・間接照明・壁面

間接照明は光源が直接見えないため眩しくなく、室内が穏やかな印象に。

ランプ形状は隠しやすい直管形の蛍光灯を用いるが、寝室には色温度の低いものもおすすめです。

POINT
  • 家の骨組みを温熱設備や採光とリンクさせる
  • 寝室こそ柔らかな光環境に
  • 間接照明の設計手法
  • 行灯照明のような夕景をつくる
  • 照明仕込みのルーバー天井は内部を見せて
  • おぼろげに発光する壁
  • 反射面で決まる明るさ
  • 光のニュアンスが美しい多面体の天井

【6章】キッチン・浴室は癒し+機能性が大事

とっておき住宅デザイン図鑑

庭・トップライト・中庭・斜線制限・露天風呂・洗面・借景・トップライト

住宅に期待される性能が「リフレッシュメント・元気回復」。

なかでも浴室は重要な要素になっています。

POINT
  • 2つの庭に挟まれた風呂
  • トップライトで明るく清潔な浴室
  • 庭と空を見る風呂
  • 水廻りを中庭にしてしまう
  • バスコートで涼と癒し
  • 寝室へ続くアジアンなバスコートギャラリー
  • 斜線制限を限界まで使った広がり感
  • 極上の風呂が欲しい
  • どこまでも透明なサニタリースペース
  • 水廻りの光でリビングが華やぐ

カウンター・アイランドキッチン・タイル張り・眺望・V型キッチン

共働き夫婦の要望は、水仕事のコンパクト化と家事をこなしながらの子どもとのコミュニケーション。

対面キッチンは、必ずしも調理と洗い機能のすべてを格納する必要はありません。

POINT
  • キッチンを基点に家事の流れをつくる
  • 小物で魅せるアイランドキッチン
  • モザイクタイルワールド
  • リビングをキリっと決めるアイランド
  • ハッピーアイランドキッチン
  • 艶っぽいメタルキッチン
  • キッチン背後もぐるり取り巻く眺めを
  • 無敵の白は彫りを深く
  • 物干しコーナーを大胆に取り込む
  • バルコニーで小さな世界づくり

【7章】片付く家のしくみとしつらえのコツ

とっておき住宅デザイン図鑑

玄関収納・ベンチ・床の間・畳

カラクリのような仕掛けでなくても、遊び心は浮かび上がるもの。

現代から見れば経済的合理的でなく機能的でもないが大切にしたい感覚です。

POINT
  • 遊び心が和美
  • 別荘暮らしに便利な玄関外ベンチ
  • 坪庭を活かす引戸の使い方
  • 低くて暗い場所が楽しい
  • 床の間に影絵を呼び込む
  • 現代版畳ベッドと床の間

吹き抜け・ロフト・借景・座敷・障子・敷居・窓・玄関・間接照明

意外に知られていないことは、吹き抜けの上に部屋をつくっても3階には該当しないこと。

天井の低いロフトをこしらえても、梯子が使いづらい点にも注意が必要です。

POINT
  • 吹き抜けの上にリッチなロフトをつくる
  • 障子の上げ下げで借景を切り替える
  • スライドする半掛け障子
  • 敷居を床より下げてみよう
  • ステンドグラスと風景を重ねる
  • 玄関で足元を明るくする間接照明

キッチン収納・リビング収納・階段・収納・窓

オシャレで廉価なリビングボードが多く販売されていますが、造り付けるのがおすすめ。

宙に浮くことで、床の掃除がしやすくなっています。

POINT
  • ワゴチューという名のモバイル収納
  • 宙に浮くリビングボード
  • シルエットが世帯を結ぶ
  • コーナーの2面を多面に見せる

玄関収納・サッシ・デッキ・トイレ・物干し

リビングから玄関ポーチにまで連続している市松柄は、どこが開くのか不思議な収納に見える。

上下にスリットを切って、飛び出した印象にしています。

POINT
  • 玄関で完結させない収納
  • 一般サッシをすっきり見せる
  • 普通サイズでもシニア対応のトイレ
  • 踊り場が物干し
  • 出窓が醸すアグレッシブな印象

【8章】真の豊かさは手ざわり、足さわりから

とっておき住宅デザイン図鑑

麻・畳表・土壁・タイル・インテリアカラー・テイスト・格子壁・天井

素材とは、モトになっている材料のこと。

素材が分からない建築材料が多いし、私達も素材に無頓着になる風潮にあります。

POINT
  • 触れたくなる植物の素材感
  • ベッドと調和する自然素材としつらえ
  • ポイントカラーはどこに使う?
  • 和とアジアンテイストがひとつに溶け合う
  • 連続する格子壁が部屋のデザインをつくる

経変変化・外素材・竹フローリング・木材塗装・土壁・木目・透過素材・粗面タイル

建物ではメンテナンスフリーが喜ばれます。

ただ、建築では新しさを保つサプリメントのようなものはないので、多少の「お手入れ」は欠かせません。

POINT
  • 詫びる素材とアンチエイジング素材
  • バンブー素材の新鮮な表情
  • 木肌が透けるナチュラルメイク
  • 土壁と木の肌理に包まれる家
  • 鉢の巣のような透ける壁

無垢板張り・ベニヤ板塗装・庭・植栽・枕木・石材・漆喰り・ライムストーン・無垢材

白は無敵だが、設計者は白くさえしておけば大丈夫と過信してはならない。

白が好きな人は、色々な白を収集し組み合わせを楽しみ、ニュアンスを感じ合うものです。

POINT
  • 白のニュアンス
  • 枕木と玉龍、無敵なコンビ
  • 凸凹で遊ぶデザインワーク

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「とっておき住宅デザイン図鑑」の感想とレビュー

とっておき住宅デザイン図鑑

「とっておき住宅デザイン図鑑」を読んで感じたことは次の2つです。

  1. どこからでも読み始められる
  2. 間取りや住宅設計と関連付けられる

1  どこからでも読み始められる

とっておき住宅デザイン図鑑

タイトルに「図鑑」とあるように、本書はどこからでも読み始められる構成に。

200もの住宅ルールそれぞれにインデックスが付いているので、「こういうデザインにしたい!」から逆引きすることも可能になっています。

とっておき住宅デザイン図鑑

しかも、200のルールすべてを写真付きで解説。

写真には小さな「吹き出し」が重ねられているので、テキストを読み飛ばして、写真を味わうだけでも意味が分かるようになっています。

2 間取りや住宅設計と関連付けられる

とっておき住宅デザイン図鑑 とっておき住宅デザイン図鑑

住宅デザイン本は”おしゃれ”が最優先になっていて、”暮らしやすさ”が犠牲になっているものが多く見受けられます。

対して、本書に載っているのは「デザイン」と「心地よさ」が両立したものばかり。

しかも、200のルール全てで間取り図が載っているので、

  • 家事が楽になる動線は?
  • 子育てがしやすい部屋の配置は?
  • 省エネにするための住宅設備は?

など、住宅設計に悩んでいる方にもおすすめの本となっています。

POINT
“暮らしやすさ”と“おしゃれ”を両立したのが「住宅デザイン図鑑」。間取り本としても一級品です。

関連 【住宅デザイン本のおすすめランキング】建築家が叶える理想の家とは?

「とっておき住宅デザイン図鑑」って、どこで買うのがお得なのかしら?

「とっておき住宅デザイン図鑑」の購入は中古がお得?

とっておき住宅デザイン図鑑

「とっておき住宅デザイン図鑑」の購入方法は次の通りです。

amazonでの値段

とっておき住宅デザイン図鑑

Amazonでは「とっておき住宅デザイン図鑑」を取り扱い。

1980円(定価)で購入できるようになっています。

楽天ブックスの価格

とっておき住宅デザイン図鑑

楽天ブックスでも「とっておき住宅デザイン図鑑」を取り扱い。

1980円(定価)で購入できるようになっています。

Yahoo!ショッピングでの最安値

とっておき住宅デザイン図鑑

Yahoo!ショッピングでも「とっておき住宅デザイン図鑑」を取り扱い。

1980円(定価)で購入できるようになっています。

電子書籍(kindleなど)は?

とっておき住宅デザイン図鑑

「とっておき住宅デザイン図鑑」に電子書籍版はなし。

kindleで検索しても、別の書籍が紹介されてしまいます。

中古なら「メルカリ」より「ブックオフ」

とっておき住宅デザイン図鑑

メルカリやヤフオクでも「とっておき住宅デザイン図鑑」を手に入れることは可能。

ただ、

  • 偽物が多く出回っている
  • 衛生的に不安がある
  • 書き込み・傷み・破れがある

などトラブルが続出しているので、「ブックオフ」などの中古販売店で購入するのが安心です。

POINT
「とっておき住宅デザイン図鑑」に電子書籍版はなし。ポイントを稼ぎたいなら楽天での購入がおススメです。
もっと住宅デザインのことを知りたいんだけど、どの本を読んだらいいのかしら?

「とっておき住宅デザイン図鑑」と一緒に読んで欲しいおすすめ家づくり本を紹介

とっておき住宅デザイン図鑑

「とっておき住宅デザイン図鑑」の理解をより深めたいなら、次の2冊も合わせて読むがおススメです。

1 住まいの解剖図鑑

「住まいの解剖図鑑」とは、先人たちが積み重ねてきた住宅設計の定石を学ぶための書籍。

「住まいの解剖図鑑」では、ごく普通の住宅で当然のように作られている空間や装置を550点以上のイラスト付きで解説。

本書を読むことで、心地よい住宅を設計するため仕組みを学ぶことが可能になります。

関連 【住まいの解剖図鑑をレビュー】試し読みでは分からない感想とは?

2 間取りの方程式

ベテラン設計者たちが使っている、間取りを「正解」に導く方程式を記した書籍が『間取りの方程式』。

「間取りの方程式」では、プロのやり方を25の視点でセオリー化。

「間取りの方程式」で解き方を学べば、間取りを見る目が根本から変わってくるはずです。

関連 【間取りの方程式をレビュー】住まいの解剖図鑑と合わせて読んだ感想は?

POINT
“住宅デザイン”と“間取り”は合わせて考えることが大切。ネットでは分からないプロのテクニックを、誰でも簡単に吸収できます。

【まとめ】「とっておき住宅デザイン図鑑(心地よい住まいをつくるルール200)」の評価


「とっておき住宅デザイン図鑑」についてまとめます。

POINT

  • インデックス付きでルールが載っているので、図鑑のように「逆引き」ができる
  • 文章を読まなくて、写真を見るだけで内容が理解できる
  • “おしゃれ”と“暮らしやすさ”を両立させる間取り秘訣も分かる

住宅設計のバイブルになっているのが「とっておき住宅デザイン図鑑」

理想の住まいを追及したいなら、必ず目を通して欲しい1冊になっています。

あなたに合った理想の住宅を手に入れる方法

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参考文献
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