「雨水タンクに助成金がおりるって知っていましたか?」
今、雨水タンクに興味をもつ人が増えています。というのも、節水になるし、非常時にも役だったりと、メリットはたくさん。
でも、一番の問題は設置費用。
そんな設置費用に助成金制度を用意している自治体が実はたくさんあります。
でも、補助金は誰でも受け取れる訳ではありません、注意が必要なんです。
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雨水タンク、2つのメリット
1 節水になる
特にガーデニングする人にとって、水道代は気になる所。毎日の水やりで使用する水道代は、馬鹿になりません。
お掃除や洗車など、大量に水を使う時にも費用を気にすることなく使えます。
2 非常時に役立つ
雨水タンク内の水は、災害のときに役立ちます。
災害時に配られる飲料用の水は少量です。トイレや洗濯などの生活用水までは確保できません。
実際、阪神淡路大震災の時には給水制限があり、トイレが流せない深刻な問題が発生しました。
地震の多い日本で、わずかでも使える水が確保されているのは心強いものです。
雨水タンク、2つのデメリット
1 飲用水として使えない
水は放置しておくと細菌が繁殖してきます。
雨水タンクのほとんどは日光を遮らないタイプなので、直射日光の当たる場所に置くと夏場は特に、タンクの中にコケが生えてしまいます。
飲料水として使用するには高性能な浄水装置や十分な加熱処理が必要です。
生活用水としてしか使えないので用途の幅はどうしても狭くなってしまいます。
2 設置に場所をとる
ガーデニングで使用する程度なら80L程度で十分ですが、生活用水として使うなら大型の雨水タンクが必要になります。
容量にもよりますが、洗濯機の一回の水の使用料は100リットル程度。80Lでは全然足りません。
しかも、大型のタンクになると見栄えも良くないので、お庭の雰囲気を壊しかねません。
雨水タンクのおすすめ
小さいものであれば50Lのものからありますが、用途によって大きさを選ぶことが大切です。
小型タイプ(~150L)
限られたスペースに置けるのが小型タイプの魅力です。
最初に小型タイプを買っておいて、必要に応じて大型タイプを設置するのも手かもしれません。
中型タイプ(150~400L)
雨水タンクで一番人気なのが中型タイプです。
小型よりも使い勝手が良く、雨水タンクの助成対象商品も多いのも、人気の理由です。
価格も3万円前後とお求めやすい価格帯になっています。
大型タイプ(400L~)
本格的に雨水を利用したい人向け。地震や災害時にも安心です。
大型タイプになると家庭用というより、公共施設用のイメージに近いかもしれません。
ちなみに、私が設置しようと思っているのは、タキロンのアメマルシェ。
一条工務店で家を建てると、オプションとして採用でき、市場価格より安く設置できます(約3万1000円)。
楽天やアマゾンと比べてみてください!
補助金をもらうためのに知っておくこと
デメリットもありますが、ガーデニングを楽しみたい私は雨水タンクを設置することにしました。
先ほど書いたように、雨水タンクを設置するのに一番問題になってくるのが費用です。
容量が大きくなるとその分、雨水タンクの価格も上がってきます。水道代の節約よりも、設置費用の方が高いと雨水タンクを設ける意味がありません。
初期費用の悩みを解決するために、多くの市町村で費用負担の軽減策として助成金を出しています。
市によって助成の仕組みは違いますが、参考にはなると思うので、私の住んでいる市の情報を載せます。
雨水タンクの助成金額
3万円を上限に、雨水貯留タンクの代金と設置費用の2/3以内が補助金として出ます。
私が購入しようとしている雨水タンクは3万1000円なので、2万円の補助金が出る計算になります。
1,000円未満の端数は、切り捨てとなります。
補助金申請の流れと提出書類
補助金をもらうためには、たくさんのステップを踏まないといけません。
1 助成金交付申請希望申出書の提出
2 助成対象者決定の通知
3 助成金申請書の提出
(提出書類)
・見積書
・位置図
・誓約書
・カタログの写し
4 助成可否決定の通知
5 設置完了報告書の提出
(提出書類)
・領収書
・設置完了写真
6 職員の現場確認
7 助成額決定の通知
8 助成金請求書の提出
9 指定口座への入金
9つもステップがあって提出書類もあるので、大変そうに思うかもしれませんが、ほとんどの書類は住所や名前などを書くだけで終わりなので、そこまで難しくはありません。
実際私も申請しましたが、意外と簡単にできました。
補助金交付の注意点
1 全員がもらえるわけではない
助成金をもらえる人数には上限があります。希望者多数の場合には抽選となります。
2 雨水タンクの発注は申請期間内
具体的には、上の流れの4「助成可否決定の通知」と5「設置完了報告書の提出」の間で発注する必要があります。
雨水タンクを設置してから、助成金をもらおうと申請しても通りません。
助成の方法は市によって違いがあります。正確な情報は、それぞれの市町村の下水道課に訪ねて下さいね。
まとめ
デメリットもありますが、水道代の節約を考えれば、私にはメリットの方が大きく感じます。
しかも、費用の2/3が補助されるんですから、利用しない手はありません。
ただ、助成金を得るためには、申請を出して抽選に通らいないといけません。
しかも、申請には時期や期間があるので、もらい忘れがないように下水道課への確認は必須ですよ!