「住まいが美しく見える色を選びたいんだけど…」
床色と建具の色ってすぐに決めることができましたか?
住まいのイメージを大きく左右するもののひとつが「色」。
優柔不断な私は全然決めることができず、あれこれずっと考え続けていました。
もうすでに家の工事が始まり、もう引きせない段階になっても「あれで良かったんだろうか?」と思い悩みます。
難しい理由は、打ち合わせの時に見るサンプル。
壁紙選びの時にも思いましたが、サンプルはどれも小さく家全体に広がった時のことを想像するのが非常に難しいんですよね。
モデルルームを見て回るのが一番なんですが、すぐ近くにあるとは限りませんし、モデルルームに希望の色があるとは限りません。
そこで、後で失敗や後悔しない、建具と壁紙の色の組み合わせの秘密を教えます。
具体的な話の方が分かりやすいので、私が建てた一条工務店のアイ・スマートの場合で考えていきますね。
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床色で後悔・失敗しないためのポイント
住まいのカラーコーディネートの基本は、「面積が大きいものから先に色を決めていく」こと。
まず最初に最初に床色を選び、それからドアや窓枠と言った建具の色を決めていくのが基本的な順番になります。
そこで、床色の選ぶときのポイントから書いていきますね。
1 選べる床色を知っておく
まずは、自分の選んだハウスメーカーでどんなフローリングの色が選ぶことができるのかを知っておくことが大切です。
選べる床が限られているハウスメーカーもありますし、予算の関係で選べない床材もあります。
一条工務店のアイ・スマートの場合、標準仕様だと床色は全部で9種類。
EBコートフローリング
EBコートフローリングはi-smart専用 の標準仕様で5種類から選べます
- ホワイト・ウォールナット
- ライト・ウォールナット
- グレー・ウォールナット
- レッド・チェリー
- グレー・ウォールナット
- ビター・ウォールナット
2 高耐久フローリング・ピュアハード塗装
高耐久フローリング・ピュアハード塗装も標準仕様で4種類から選べます
- プレーン
- ナチュラル
- ミディアム
- ショコラブラウン
それ以外にもオプションで朝日ウッドテックの「ライブナチュラル」「ライブナチュラルプレミアム」から選ぶことができます。
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ただ、多くの人はEBコートフローリングから選んでいると思うので今日はこの5色で考えることに。
2 白系フローリングで知っておきたいこと
ブログを見ていると「ホワイトウォールナット」・「ライト・ウォールナット」の床色を選ぶ人が大変多いようです。
モデルルームを見て回っても、多くは白系のフローリングが採用されています。
白系フローリングのメリット
- 光が反射するので、部屋の中が明るく開放的に見える
- ホコリがあまり目立たない
白系フローリングのデメリット
- ゴミや髪の毛など黒いものが落ちているとかなり目立つ
- 汚れや傷が目立つ
3 黒系フローリングで知っておきたいこと
男性を中心に根強い人気を持つのが黒系。
私も最初「ビターウォールナット」を選ぼうと思ったのですが、妻の「ちーさん」に泣く泣く却下されました。
黒系フローリングのメリット
- 部屋に落ち着いた雰囲気が出てくる
- 細かい傷が目立ちにくい
黒系フローリングのデメリット
- ホコリが目立つので、頻繁に掃除をしないといけない
- 部屋が暗く見えるので、狭く感じる
4 中間色のフローリングで知っておきたいこと
「グレーウォールナット」や「レッドチェリー」が中間色になりますね。
無難に思える中間色にもデメリットは存在します。
中間色のメリット
- 髪の毛やホコリなど、部屋の汚れが目立ちにくい
- 部屋が落ち着いた感じになる
中間色のデメリット
- 素材の良し悪いが出やすい
- 安価なフローリングだと安っぽく見える
各階によって雰囲気を変えるなら、床色を変えることもおススメです。
一条工務店のアイスマートの場合、オプション料金約3万円を払えば、床色変更が可能です。
建具の色は床色と揃える?変える?
床色を決めたら次は建具の色選び。
建具の色を考える時に迷うのが、床の色と建具の色を「揃えた方がいいのか」、「変えた方がいいのか」。
好みの問題もありますが、私は「建具と床の色は変える」ことをおススメします。
どのハウスメーカーのモデルルームを見て回っても、建具と床色を揃えている所はほとんどありません。
実際、各ハウスメーカーの営業担当さんも、多くのモデルルームは「建具とフローリングの色は別にしています」と言っています。
建具の色と床色を揃えるメリット・デメリット
建具と床の色を揃えると確かに統一感が生まれます。
ただ、黒系の色で統一すると、電気をつけても明かりが吸収されてしまい、必要以上に暗く感じます。
白系の色で統一すると、膨張しすぎて何となくまとまってはいるものの、ぼやけた感じになります。
それでも、建具と床色を揃えたい場合は、壁紙でアクセントをつけると部屋の雰囲気が引き締まります。
アクセントクロスの選び方は下の記事で!
建具と床色を揃えるのは非常に難しい
建具と床色で違う色をおススメするもう一つの理由は、現実問題として非常に難しいから。
建具と言っても「ドアの色」・「収納扉」・「階段」など多くの種類が存在し、それぞれに選べる色が違います。
ドア・収納扉の色は5色
アイスマートの場合選べる色は6色です。
- ホワイト・ウォールナット
- ライト・ウォールナット
- グレー・ウォールナット
- レッド・チェリー
- グレー・ウォールナット
- ビター・ウォールナット
- ピュア・ホワイト
階段の色は3色
アイスマートの場合、ボックス階段かオープンステアかを選ぶことができますが、選べる色は共通です。
- ライト
- レッド
- ビター
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窓サッシの色
アイ・スマートの場合選べるサッシの色は「ホワイト」1色です。
家具の色は無限
建具の色を揃える時に一番苦労するのは家具の色。
家具と建具の色を揃えようとすると、極端な話すべての家具を買い直す必要が出てきます。
全部の建具の色が揃っているのに、1つの家具だけ色が違うと逆に目立ち浮いてしまいますからね。
床色と建具は違う方をおススメしますが、建具自体は色調を揃える必要があります。
- ドアの色
- 収納扉の色
- 階段の色
がすべて違うと部屋にまとまりが生まれません。
ちなみに、我が家は建具を「ビター」系で統一。高級感と落ち着きを演出できるようにしています。
色選びで一番大切なこと
色選びは、最終的には感覚の世界。「正解」は家を建てた人にしか分かりません。
色選びで迷ったら、家の内装写真をたくさん集めましょう。
写真を比較していく中で、自分が「いいな」と思えるものを選んでおくと、建築士さんと相談する時、具体的に話を進めることができます。
後、建具や床色考える時には、壁紙の色との兼ね合いも大切になってきます。
壁紙選びについては下の記事に詳しく載せています。
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