「”ホントは安いエコハウス”って、どんな内容になっているの…」
「電子書籍や中古本って、どこで買うのがお得なのかしら…」
省エネ住宅の秘密を知りたい方に人気の本が「ホントは安いエコハウス」。
私も「ホントは安いエコハウス」を熟読したおかげで、理想の家を建てることに成功しています。
「ホントは安いエコハウス」について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- コスパを考えれば、最もローコストな住宅が「エコハウス」
- 根拠が明示されているから、納得しながら読み進められる
- 「エコハウス」に住むと、健康寿命を伸ばすことも可能
ただ、実際に本を読んだ方の声を聞くと、「役に立たない」なんて気になる口コミも…。
書店員が教えない、「ホントは安いエコハウス」の真実に迫っていくことにします。
クリックできる目次
「本当は安いエコハウス」とは?
住宅のプロでも陥りがちな25の勘違いを、テーマごとに分かりやすく解説しているのが「ホントは安いエコハウス」。
「ホントは安いエコハウス」には、
- エアコンの実力
- 窓の強みと弱み
- 断熱と住宅設備
など、住宅のプロなら知っておきたいノウハウが満載。
一般の建主も、本書に書かれた事実を知れば、エコハウスの建築を決断すること間違いなしです。
著者は「松尾和也」氏
出典:松尾設計室
「ホントは安いエコハウス」の著者は、一級建築士で「APECアーキテクト」の資格をもつ”松尾和也(まつおかずや)”氏。
九州大学工学部建築学科を卒業後に、エス・バイ・エルに入社。
現在は(有)松尾設計室代表取締役として、専門誌への執筆・様々なメディアへの出演などでも活動中。
これまでに講演を受講した設計事務所や工務店は、延べ5000社を超えています。
- 2005年 サスティナブルTOKYO世界大会で、「サスティナブル住宅賞」を受賞
- 2010年 パッシブハウスジャパン理事就任
- 新建ハウジングPlus1「松尾和也のエコハウス設計作法」連載
- 日経ホームビルダー「脱!なんちゃって省エネ住宅」連載
「本当は安いエコハウス」の基本情報
書籍名 | ホントは安いエコハウス |
著者 | 松尾和也 |
発売元 | 日経BP社 |
本の長さ | 208ページ |
発売日 | 2017年7月21日 |
電子書籍 | あり |
「ホントは安いエコハウス」の口コミを大公開
実際に「ホントは安いエコハウス」を読んだ方の声を聞くと、良い口コミと悪い口コミの両方が…。
両方の口コミを包み隠さず明らかにしていきます。
あくまで1つの考え方(悪い口コミ)
著者の考え方が色濃く反映された本だと思います。
データを元に主張されているので間違っている訳ではありませんが、住宅設計には様々な考え方があるモノ。
知識としては知っておくべきだと思いますが、「省エネ」にこだわらない人には意味がないかもしれません。
「エコはお金がかかる」は嘘でした(良い口コミ)
他の省エネ住宅本も何冊か読んだことがありますが、「ホントは安いエコハウス」は位置づけが全く違います。
今までの本だと感覚的な話ばかりですが、本書は根拠(数字)がしっかり明示されているから、すべての内容に納得。
「エコハウスはお金がかかる」と思っていましたが、本書を読めば「エコハウスがお得」なことが誰でも分かると思います。
エコハウスは健康にも欠かせないんですね(良い口コミ)
単なるエコハウス本ではなく、住環境から生み出される経済も教えてくれる本になっています。
省エネ住宅に暮らすと快適なだけでなく、医療費も削減できることにビックリ。
本書を読まないと、何百万円も損する結果になると思いますよ。
「日本は遅れているんだ」と実感(良い口コミ)
「日本は物作り大国」だと信じていましたが、まさか日本が住宅後進国だったとは…。
「夏暑くて冬寒いのは気候のせい」だと思っていましたが、「住宅の性能が低いから」とは考えてもいませんでした。
「窓の性能が中国や韓国にも劣る」なんて、ちょっと情けなくなってきます。
リフォームにもおすすめです(良い口コミ)
既存住宅の省エネ対策も分かるので、リフォームを考えている人にもおすすめ。
窓を変えたり、「エネキュート」を導入したりするだけで断熱性が上がるんだから、コスパもかなり高いと思います。
エアコンの正しい選び方まで書かれているから、家電選びにも役立ちますよ。
「ホントは安いエコハウス」はSNSでも評判
「ホントは安いエコハウス」は、TwitterなどのSNSでも評判を集めています。
根拠が明確だから信頼できる(良い評判)
家を建てるきっかけになった本。主に家を建てるビルダーさん向けの本ですが、これから家を建てたいと思っている人にも役立つと思います。主張の根拠が数値で示されているとこが信頼できます。
“ホントは安いエコハウス”(松尾 和也, 日経ホームビルダー 著)https://t.co/rLoGVI67Wi pic.twitter.com/kzSbziliH2
— しかく (@sikakuiniku) November 8, 2018
窓の素材でこんなに変わるなんてビックリ(良い評判)
「ホントは安いエコハウス」より
16mmの空気層のLow-Eペアガラスの樹脂サッシでも、違いは封入ガスとスペーサーの素材。
外気0℃、室内20℃50%の時の一番冷たい所の温度?
ガラスを含めた性能が良くても、一番弱い所が露点温度の9.3℃以下になれば結露し出して窓が除湿機になる。 pic.twitter.com/kIWzLjRFiO— kumanabe (@kumanabe333) November 4, 2020
ネットやYouTubeの情報に騙されなくなる(良い評判)
住宅系YouTuber、施主ブログなどネット上には情報が氾濫してるが、ほとんどアンポンタンなことを言ってる。
そんなくだらないもの見てないで松尾さんの設計事務所のHPやYouTubeを見ておけよって思う。あとは『ホントは安いエコハウス』でも読んどけ!性能に関しては、松尾さんで間違いない。 https://t.co/aYzuGwFQG8
— 住宅街のしくじりせんせい (@architecTeacher) April 16, 2020
「住宅性能による違い」がよく分かります(良い評判)
断熱だけでなく、エアコンや換気、日射も言及されていて、「本当のエコハウス」をわかりやすく知れる良書だと思います。必読
ホントは安いエコハウス https://t.co/XvQY0xSDp1 https://t.co/yl77OXSWZ3
— 田村 啓|ホームインスペクター|さくら事務所 (@tamurakey) January 7, 2020
POINT
- 根拠が明示されているから、納得しながら読み進められる
- 「エコ」をケチると、逆にお金がかかることが分かる
「ホントは安いエコハウス」の内容を試し読み
「ホントは安いエコハウス」では、住宅のプロも陥る25の勘違いを、6つの章に分けて説明しています。
横にスクロールできます⇒
目次 | |
1章 | エコハウスを知る |
2章 | エコハウスの実力を知る |
3章 | 建築窓の強みと弱みを知る |
4章 | 改修に効く断熱と住宅設備を知る |
5章 | 設計の本質を知る |
6章 | 対策の効果を確かめる |
【1章】エコハウスを知る
1章「エコハウスを知る」では、次の5つの勘違いについて書かれています。
横にスクロールできます⇒
勘違い | 要点 |
自然素材=エコ |
|
工事削減=経済性 |
|
省エネ改修=大変 |
|
暖かさ=プロは皆知っている |
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インフラ=頼れる |
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【第2章】エアコンの実力を知る
2章「エアコンの実力を知る」では、次の6つの勘違いについて書かれています。
横にスクロールできます⇒
勘違い | 要点 |
エアコン=高い |
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ドライ運転=高い |
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空調運転は間欠>連続運転 |
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エアコン選び=畳数 |
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エアコンの容量種別=多すぎる |
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湿度=年中40%~60% |
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【第3章】窓の強みと弱みを知る
3章「窓の強みと弱みを知る」では、次の3つの勘違いについて書かれています。
横にスクロールできます⇒
勘違い | 要点 |
日本の窓=高性能 |
|
ビル用窓>戸建て用窓 |
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パッシブデザイン=風 |
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【第4章】改修に効く断熱と、住宅設備を知る
4章「改修に効く断熱と、住宅設備を知る」では、次の4つの勘違いについて書かれています。
横にスクロールできます⇒
勘違い | 要点 |
リフォーム=見栄え優先 |
|
電気温水器=省エネ |
|
24時間換気>レンジフード選び |
|
家事=住人にお任せ |
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【第5章】設計の本質を知る
5章「設計の本質を知る」では、次の6つの勘違いについて書かれています。
横にスクロールできます⇒
勘違い | 要点 |
工務店=省エネのプロ |
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次プレゼン=数勝負 |
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熱損失>日射取得 |
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設計=変更が当たり前 |
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寒冷地=暖かい設計は無理 |
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高断熱=オーバーヒート |
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【第6章】住み心地よい家をつくるために
住宅での年間暖房費を考える時には、次の4つを計算することが大切。
- 暖房費=Q値×延床面積
- 暖房負荷:(暖房設定温度ー自然温度差)×年間暖房時間
- 実効COP(エアコン使用法)
- 電気単価(電力会社選択)
「実効COP」の予測する時に有効なのが設計ツール「ホームズ君省エネ診断」。
正確な「実効COP」が分かれば、誰でも簡単に対策の効果を確かめることが可能になってきます。
「ホントは安いエコハウス」の感想とレビュー
「ホントは安いエコハウス」を読んで感じたことは次の2つです。
- 実際の建築例で理解が深まる
- 「住宅調書(家づくりノート)」がすぐに作れる
1 高気密・高断熱住宅の真価が分かる
最近は”高気密・高断熱”など、住宅の性能を前面に打ち出す住宅メーカーが評判(一条工務店など)。
以前は住宅の性能に見向きもしなかった設計関係さえも、「断熱性能」に熱心に取り組むようになっています。
ただ、「高気密・高断熱住宅だと、どう違うのか?」を正確に伝えられる担当者はほとんどいないのが実態…。
「ホントは安いエコハウス」では、データを用いて省エネ住宅の真実を徹底追及。
特に次のように思っている方には、目から鱗が落ちるほどの内容になっています。
- 自然素材を使っている家が、地球に優しい「エコハウス」
- 「次世代省エネ基準」を満たしていれば十分
- 断熱性・気密性を上げるのはコスパが悪い
- 高断熱住宅は夏に暑くなりすぎる
- 風通しを良くすれば、夏の暑さを防げる
- 日本の住宅性能は、海外よりも優れている
- エアコンを使うと、光熱費は高くなる
- 電気温水器を付けると、光熱費が安くなる
本書を読めば「エコにこだわれば結果的にお金が貯まる」ことが一目瞭然。
「エアコンをこまめに消した方が電気代がお得」と勘違いしている人は、『住宅貧乏』になること間違いなしですよ。
2 間取りのコツが分かる
エコハウスを作る上では、「間取り」も欠かせないポイント。
特に重要なポイントが「日当たり」で、
- 夏の暑い日差しをどう遮るか
- 冬にはどうやって温かい光を採り入れるか
をプランニングに落とし込むことが成功の鍵になってきます。
「エコ」という“よりどころ”をもって設計することで、設計プランのより深い検討が可能に。
注文住宅によくある「実際に住んでみると…」などのような失敗をすることもなくなる訳です。
POINT
高気密・高断熱住宅の真価が分かるのが本書。感覚に頼る住宅設計が脱出することも可能です。
関連 【エコハウス本のおすすめ5+5選】松尾勝也設計室の評判は?
「ホントは安いエコハウス」の購入は中古がお得?
「ホントは安いエコハウス」の購入方法は次の通りです。
Amazonでの値段
アマゾンでは「ホントは安いエコハウス」を取り扱い。
2420円(定価)で購入できるようになっています。
楽天ブックスでの価格
楽天ブックスでも「ホントは安いエコハウス」を取り扱い。
2420円(定価)で購入できるようになっています。
Yahoo!ショッピングでの最安値
Yahoo!ショッピングでも「ホントは安いエコハウス」を取り扱い。
2420円(定価)で購入できるようになっています。
電子書籍なら「kindle」がおすすめ
「ホントは安いエコハウス」には電子書籍版もありますが、kindleが最安値になっています。
kindle | 2178円 |
楽天Kobo | 2420円 |
BOOK WALKER | 2420円 |
Reader Store | 2420円 |
中古なら「メルカリ」より「ブックオフ」が安心
メルカリ・ヤフオクでも「ホントは安いエコハウス」を購入することは可能。
ただ、
- 偽物が多く出回っている
- 衛生的に不安がある
- 書き込み・傷み・破れがある
などトラブルが続出しているので、「ブックオフ」などの中古販売店で購入するが安心です。
電子書籍版ならkindleがお得。ポイントを付けたいなら楽天での購入がおすすめです。
「ホントは安いエコハウス」以外のおすすめ本を紹介!
「ホントは安いエコハウス」の理解をより深めたいなら、次の2冊も合わせて読むのがおススメです。
- エコハウスのウソ2
- あたらしい家づくりの教科書
1 エコハウスのウソ2
最新の環境データから「変わる常識」と「変わらない真実」を解き明かすのが『エコハウスのウソ』。
本書では、気鋭の東京大学准教授が、独自データを元に一般的に信じられている「エコハウスの誤解」をバッサバッサと切り込む内容に。
実際の家づくりで実践すべき工夫も提案しているので、これから家を建てる人だけでなくプロにとっても欠かせない必読書となっています。
関連 【エコハウスのウソ2をレビュー】評判は嘘ばかりって本当なの?
2 あたらしい家づくりの教科書
はじめて家を建てる人を対象に、高性能なエコハウスの意義を伝えてくれるのが「あたらしい家づくりの教科書」。
本書では、家づくりの最前線で活躍する9人のエキスパートが、
- 健康
- 光熱費
- デザイン
- 暮らし方
まで、それぞれの専門性を生かして徹底解説。
目に見えない部分を、分かりやすいイラストや写真・説得力のある言葉で表現している必見の1冊になっています。
関連 【新しい(あたらしい)家づくりの教科書をレビュー】評判が悪いって本当なの?
これからの家づくりにはエコハウスの知識は必須。実際に住んでからの満足度が変わってきます。
関連 【家づくり本のおすすめランキング】家を建てる時の参考書を徹底解説
【まとめ】「ホントは安いエコハウス(省エネ住宅のプロも陥る25の勘違い)」の評価
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「ホントは安いエコハウス」についてまとめます。
POINT
- コスパを考えれば、最もローコストな住宅が「エコハウス」
- 根拠が明示されているから、納得しながら読み進められる
- 「エコハウス」に住むと、健康寿命を伸ばすことも可能
家づくりを考え始めた方のバイブルになっているのが「ホントは安いエコハウス」。
理想のマイホームを手に入れたいなら、必ず目を通して欲しい一冊になっています。
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