「一条工務店に外構を頼むと、どんなプランになるの…」
「提携業者にすると、どんなデメリットがあるのかしら…」
一条工務店の外構を成功させる最大のポイントは「業者選び」。
私は「提携業者」ではなく「外部業者」を選んでおかげで、理想のお庭づくりに成功しています。
一条工務店の外構について、あなたに伝えたいことは4つ。
POINT
- 引き渡し後に外構工事を始めたほうが、失敗やトラブルが少ない
- 外構費用が高いのは、「紹介料」が上乗せされているから
- 住宅ローンで外構費用を払うことは原則不可能
- 費用を抑えたいなら、「相見積もり」を取ることが何より大切
ただ、提携業者に外構を依頼したために、トラブルになっている人が多いのも事実…。
公式サイトでは分からない、一条工務店の外構に迫っていくことにします。
一条工務店の外構って、どんな特徴があるのかしら?
クリックできる目次
一条工務店「外構」とは
一条工務店は、自分の会社で外構工事を請け負わない「珍しいハウスメーカー」。
外構工事を直接行わない代わりに、「提携業者」を紹介することになっています。
大手ハウスメーカーであれば、外構を自社で請け負い、下請業者に行わせるような仕組みが整っています。
つまり、一条工務店でお庭づくりをするなら、
- 紹介された「提携業者」
- 自分で探した「外部業者」
のどちらかに依頼する必要が出てくる訳です。
一条工務店は「外構打ち合わせ」が遅い
一条工務店が提携業者を紹介してくるのは、「工事着手承諾」の後。
家の工事が始まってから外構を検討することになるので、
- 業者を選ぶ時間的余裕がない
- 打ち合わせに時間がかけられない
など、問題点が多いのが現実…。
理想的なスケジュールは、仮契約から打ち合わせまでに「業者探し」をしておくこと。
「引渡しに間に合わせたい」と計画を急ぐと、後でトラブルになるので注意してください。
一条工務店が直接外構を手掛けないので、外構工事に対する姿勢はいまいちです。
一条工務店で外構をすると、どんなイメージになるのかしら?
一条工務店「外構」はインスタでも評判
インスタグラムで分かる、一条工務店外構のイメージは次の通りです。
門柱が印象的な外構例
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テラスデッキが印象的な外構例
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カーポートが印象的な外構例
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外構次第で家のイメージは大きく変化。業者選びは最重要ポイントです。
一条工務店「提携外構業者」を選ぶメリット
一条工務店の提携業者に外構を依頼するメリットは4つです。
- 「新築工事」と「外構工事」が並行して進む
- お金の支払いでトラブルがなくなる
- 施工例が豊富で、打ち合わせがスムーズに進む
- 一定の品質が保証され、業者選びに時間がかからない
1 「新築工事」と「外構工事」が並行して進む
提携業者に依頼すると、家の工事と同時進行で外構工事が始まります。
つまり、家の引き渡し時には外構も完成している状態に。
外部の業者に依頼すると、外構工事がスタートするのは引き渡し後。
工事が長時間続くことになるので、
- 工事音
- トラックの搬入
などで、周りの家に迷惑をかける可能性も出てきます。
2 お金の支払いでトラブルがなくなる
提携業者の場合、代金の支払いが「工事完了後」と決められています。
対して、外部の業者であれば「前払金」が必要に。
外構工事を見届けてからの支払いになるので、お金でトラブルになる心配も少なくなります。
関連 【一条工務店はやばい!】トラブルや裁判だらけって本当なの?
3 施工例が豊富で、打ち合わせがスムーズに進む
提携業者であれば、一条工務店での施工例が豊富。
- 外観の色合い
- 外壁の素材
を元に、過去の施工例を写真で紹介してくれます。
また、提携業者は一条工務店の工事関係者と日頃から連携を行っているので、
- 日程調整
- 事前打ち合わせ
もスムーズに進むことが多くなっています。
4 一定の質が保証され、業者選びに時間がかからない
外構業者は、全国に数限りない会社が存在します。
なかには悪徳業者もいるのも事実ですが、提携業者であれば業者の質を心配する必要がありません。
実際、工事着手承諾書には「提携業者」について次のような記述があります。
提携業者との間で、施工基準書を定めております。近隣への配慮から、堀削・盛土・擁壁に至るまでの設計施工基準、保証基準を定め、これに順守した施工・保証を取り決めております。
また、外構業者を選ぶ手間がかからないのも大きなメリット。
外部の業者にするなら、自分で1件1件探し歩く必要も出てきます。
家の引き渡しまでに外構を完成させたいなら「提携業者」。一定の質も保障されます。
逆に、外部の業者を選ぶメリットは何なのかしら?
一条工務店の外構に「他社」をおすすめする理由
一条工務店で建てた方でも、かなりの人が「外部業者」を選んでいるのが実態。
「提携業者」ではなく、「地元の優良業者」を選ばれる方が多い理由は次の3つです。
- 「中間マージン」が料金に上乗せされない
- 実際の施工例を見ることができない
- 引き渡し後に外構をした方が失敗が少ない
1 「中間マージン」が料金に上乗せされない
「提携業者」に選ばれるには、一条工務店に「紹介料」を支払う必要があります。
一条工務店の「紹介料」は不明。ただ、一般的なハウスメーカーの場合、工事価格の30%前後を払うのが一般的です。
つまり、提携業者を選ぶと「紹介料」が上乗せされた外構費用を支払うことになるので、家づくりにかかるお金がムダに膨らんでしまいます。
2 実際の施工例を見ることができない
提携業者は地元の業者ではないので、実際に施工したお庭を直接見ることができません。
写真で確認することもできますが、撮影しているのはプロのカメラマン。
実際の施工と写真とでは、実態が大きくかけ離れていることも珍しくありません。
メンテナンスにも注意が必要
外構業者が自宅から遠くなると、お庭のメンテナンスがしてもらいにくくなるのが現実…。
- 天然芝
- ウッドデッキ
- 樹木の剪定
など、お庭の手入れを業者に任せたいなら、「地元の業者」を選ぶ方が安心です。
3 引き渡し後に外構をした方が失敗が少ない
外構工事の失敗例をチェックしてみると、引き渡し後に外構工事をする方がミスが少ないのが実態です。
- 完成した家を見ることができるので、外構がイメージしやすい
- 時間がある時に、落ち着いて打ち合わせができる
- 自己資金に余裕がある時に外構工事を依頼できる
失敗しても一条工務店は保証しれません
どんな外構業者であろうと、施工の失敗を「0」にすることはできません。
ただ、提携業者だからと言って、施工の失敗を一条工務店が保証してくれることは一切なし。
自分の目で施工技術を確認し、保証内容をチェックした上で業者を選ぶことが大切です。
提携業者の価格が高いのは「紹介料」が上乗せされるから。ムダな費用を支払うことになるので注意してください。
関連 【外構業者の探し方ガイド】トラブルを防ぐおすすめの選び方とは?
お金が足りないんだけど、住宅ローンで払うことはできるのかしら?
一条工務店の外構に「住宅ローン」が利用できない理由
一条工務店の場合、外構費用に住宅ローンを利用することはできません。
というのも、住宅ローンに組み込めるのは直接家づくりにかかる費用だけ。
もし、外構費用を住宅ローンに組み込むなら、建築したハウスメーカー自体が外構工事をすることが必要になってきます。
家の「建築工事請負契約書」に外構費用が記載されていれば、外構費用を含めた額を住宅ローンで借りることができます。
「リフォームローン」には要注意
自己資金で外構費用を払えない場合、「リフォームローン」を利用する方も多くなっています。
家の増改築や修理など、リフォームの際に利用できるのが「リフォームローン」。
住宅ローンと違って、抵当権をつけない「無担保ローン」であることが一般的です。
一般的な「住宅ローン」と「リフォームローン」の違いは次の通り。
項目 | リフォームローン | 住宅ローン |
金利 | 2.5~4.5% | 0.5~1.5% |
返済期間 | 10年 | 30年 |
借入限度額 | 1000万円 | 1億円 |
担保 | 必要なし | 必要 |
手続き・審査 | 簡単 | 難しい |
注意して欲しいのは、「リフォームローン」は金利が高いこと。
しかも、外構費用には「住宅ローン控除」が利用できない点にも気を付けてください。
外構工事を急ぐ必要はありません。
家の引き渡し後、時間やお金に余裕が出てから、外構工事に進むのも1つの手段です。
外構工事は自己資金で払うのが原則。ローンの利用はおすすめできません。
関連 【一条工務店住宅ローンvsネット銀行】控除や本審査の問題点は何?
外構工事の「相見積もり」を取りたいんだけど、どのサービスを利用したらいいの?
【エクステリアの匠vsタウンライフ】一条工務店の外構で相見積もりを取るならどっち?
一条工務店の外構費用を抑えたいなら、「一括見積もりサービス」を利用するのがおススメ。
「一括見積もりサービス」としては、
- タウンライフリフォーム(外構)
- エクステリア匠
の2つが有名ですが、両社のサービスを比較すると次のようになります。
項目 | タウンライフ | エクステリア匠 |
相見積もり | 〇 | 〇 |
見積もり数 | 最大6社 | 最大3社 |
外構案 | 〇 | × |
アイデア | 〇 | × |
キャンペーン | 〇 | × |
エクステリアの匠は、あくまで「相見積もり」を取るだけのサービス。
実際のプランニング内容は打ち合わせが始まらないと分からないので、見積書より大幅に費用が膨らむ場合も…。
逆に、「タウンライフ」は見積もり書の根拠となる『プランニング案』も同時提示。
しかも、経験豊富な業者からの「外構アイデア」がもらえるので、今まで気付かなかったポイントを教えてもらうことが可能です。
POINT
- 相見積もりを取るだけでいいなら「エクステリアの匠」
- 計画案も合わせて手に入れたいなら「タウンライフ」
関連 【タウンライフリフォームの評判・口コミは嘘】外構には使えないって本当?
実際には、「提携業者」と「外部業者」でどれだけの違いがあるの?
【一条工務店の外構費用は高い?】提携業者と外部業者で比較
私は「タウンライフ」で紹介してもらった外構業者が気に入り、実際に施工してもらうことに。
そこで「提携業者が本当に高いのか?」を、次の2点で比較してみることにします。
- 「外構費用(見積もり)」で比較
- 「施工イメージ(i-smart)」で比較
1 「外構費用」は100万円の節約
「提携業者」と「外部業者」で外構費を比較すると、次のようになりました。
項目 | 提携業者 | 外部業者 |
門柱・アプローチ | 35万9345円 | 26万4000円 |
ウッドデッキ | 16万3000円 | 13万8000円 |
カーポート | 67万1070円 | 58万7900円 |
フェンス | 9万1074円 | 8万9280円 |
総額 | 319万6037円 | 221万3220円 |
外部の業者に施工してもらうことで、100万円近く外構費を削ることに成功しています。
2 「施工イメージ(i-smart)」で比較
提携業者の施工イメージ
私が「提携業者」にもらった施工イメージは上図の通り。
シンプルなデザインでi-smartの外観にピッタリですが、これといった特徴は少ない気がします。
外部業者の外構例
「外部業者」にもらったイメージは、シンボルツリーを活かした温かみのある「外構案」。
こだわりのある「自然豊かな外構案」に、私達家族は一目惚れしてしまいました。
実際に施工したもらった我が家の外構は上の通り。
外部業者でしたがトラブルは一切なく、大満足の仕上がりになっています。
提携業者を選ぶと、100万円以上も外構費用が高くなることも珍しくありません。
【まとめ】一条工務店「外構(お庭)」の評価
一条工務店の外構工事の特徴をまとめます。
POINT
- 引き渡し後に外構工事を始めたほうが、失敗やトラブルが少ない
- 外構費用が高いのは、「紹介料」が上乗せされているから
- 住宅ローンで外構費用を払うことは原則不可能
- 費用を抑えたいなら、「相見積もり」を取ることが何より大切
せっかくの家づくりで、外構にこだわらないなんて本当にもったいないですよ。
▼理想の外構を手に入れたいなら、おススメできます▼
自分が外構数社で見積りを取った印象ですが、提携だから高いとは決まっていないと思います。でも、相場感を知るためや偏らない知識を得るために相見積もりは有効だと思います。
また、提携でも提携外でみ住宅ローンに組み込めますよ。借りる銀行によるのでしょうが。