「地鎮祭の‟のし袋”って、ダイソーでもいいの…」
「のし袋の水引って、どれを選んだらいいのかしら…」
地鎮祭でお礼を渡す時に欠かせないのが「のし袋」。
私もダイソーの「のし袋」を使うことで、無事に地鎮祭を終えることに成功しています。
地鎮祭の「のし袋」について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 地鎮祭の‟のし袋”は、100均で購入してもOK
- 印刷された水引はマナー違反、水引の形は「蝶結び」が一般的
- 包む金額は「旧字体」で書くのが基本
ただ、ダイソーの「のし袋」を使ったために、トラブルに遭う人がいるのも事実…。
建築会社が教えてくれない、「のし袋」のマナーについて迫っていくことにします。

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地鎮祭の「のし袋」はダイソーでもOK?

地鎮祭の「のし袋(祝儀袋)」は、様々な場所で購入できます。
スーパー・コンビニ・ホームセンター・ドラッグストア・文房具店・百貨店・100均 など
どこで買っても違いはないので、あなたが買いやすい場所で問題なし。
もちろん、ダイソーやセリアの「のし袋」でもOKですが、『水引(みずひき)』には注意してください。
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印刷はNG!水引は「蝶結び」か「あわじ結び」

‟のし袋”を選ぶ時は『中に入れる金額と祝儀袋の格を合わせる』がマナー。
1万円以上を包む地鎮祭では、「水引が印刷されたもの」は避けるのが賢明です。
‟水引が印刷されたのし袋”は、中に入れる金額を「1万円まで」にするのがマナーです。
水引の形は主に3種類ありますが、地鎮祭では「蝶結び」と「あわじ結び」がおすすめです。
水引の形 | 用途 |
蝶結び (花結び) |
出産祝い・進学祝い ※地鎮祭には〇 |
結び切り | 結婚式・快気祝い ※地鎮祭には△ |
あわじ結び | 一度だけのお祝いごと ※地鎮祭には〇 |
のし袋の種類は「白地」

最近人気のカラフルでおしゃれな「のし袋」は、親しい友人に使うカジュアル品。
『清浄なものであること』を意味する「白地のご祝儀袋」が正式です。
ちなみに、地鎮祭などのおめでたい場では「紅白の水引」を使うのが一般的。
「黒白」・「青白」・「黄白」・「双銀」などは香典用なので、地鎮祭ではマナー違反です。
金銀の水引は「一生に一度のお祝いに使う(結婚式など)もの」なので、地鎮祭で「金銀の水引」を使っても大丈夫です。
地鎮祭の「のし袋」はダイソーでもOK。水引は「あわじ結び」か「蝶結び」が付いているものを選ぶのがマナーです。

地鎮祭の「のし袋」の書き方

のし袋に書く時は「筆」を使うのが基本ですが、筆ペンでもOK。
のし袋の表面には、次のように書くのが一般的です。
- 水引の上側:「初穂料」または「玉串料」
- 水引の下側:氏名(フルネームが基本)
名前を書く時は、「初穂料(名目)より少し小さめに書く」のがポイントです。
35000円の書き方

地鎮祭で使う“のし袋”には「中袋」が付いています。
中袋には
- 表面:入れた金額
- 裏面:住所と氏名
を書きますが、金額の数字は旧自体を使うのが通例。
地鎮祭は神事なので住所を書かなくても問題ありません。
もし3万5000円を入れるなら、「三万五千円」ではなく「参萬伍仟圓」という書き方になります。
金額 | 旧字体 |
万円 | 萬圓 |
千円 | 仟圓 |
1万円 | 壱萬圓 |
2万円 | 弐萬圓 |
3万円 | 参萬圓 |
5万円 | 伍萬圓 |
7万円 | 七萬圓 |
8万円 | 八萬圓 |
10万円 | 拾萬圓 |
地鎮祭は神事なので、縁起の悪い「4(死)、6(無)、9(苦)」は避けるのが賢明です。
表面は「初穂料」と書く人が大半。包む金額は旧字体で書くのが通例です。
関連 【地鎮祭は玉串料・初穂料どっち?】35000円の書き方も紹介!
【まとめ】地鎮祭の「のし袋」は100均(セリア)でもOK
地鎮祭で使う「のし袋」についてをまとめます。
POINT
- 地鎮祭の‟のし袋”は、100均で購入してもOK
- 印刷された水引はマナー違反、水引の形は「蝶結び」が一般的
- 包む金額は「旧字体」で書くのが基本
地鎮祭であっても、ご祝儀袋の基本的な書き方は他の神事と同じ。
ただし、地鎮祭では「挨拶」や「服装」のマナー間違いも多くなっているので注意してください。
よくわかりました。ありがとうございました。
ハウスメーカーにお車代込みで4万5千円と言われております。
4が入るますが、予算の都合もある場合、どうすればよろしいですか?
ハウスメーカーが金額を指定されているのなら、「4」という数字が入っていても問題ないと思います。
どうしても気になるのであれば、少し多く包んで5万円にするか、「稲穂料3万円+車代1万5000円」と2つに分けてはどうでしょうか?